見出し画像

「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論453」

みなさん こんにちは アバター近藤です。

「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。

「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~Fitness Business通巻第9号(2003.11.25発行)「定着志向のクラブづくり」22~※名称等は当時、一部文章省略

Ⅱ.質問への回答

セミナー参加者の方々から寄せられた質問にポール・ブラウン氏に回答いただいた。

Q「F2FJを導入しても、なかには利用しない会員もいると思いますが、こういう方たちはどうフォローしているのでしょうか?」

A .基本的にはまず入会時にこの1ヶ月間に起こるだろう変化を説明します。それから週に1回はインストラクターとコンタクトして予約を取り、クラブに来ていただけるようにしています。それから新規入会パッケージやパスポートのことを話し、1つひとつのセッションをいつどこでどのような内容で行うかを説明します。こうすることで予約を取る会員の率は85%(実績値)になります。日本の方は礼儀正しい方が多いですし、みんな約束を守りますから、F2FJをきちんと運用すれば、この予約率はもっと高いものになると思います。もし来なかった場合は、担当インストラクターが電話を掛けます。それでも来館されない場合はもうフォローしません。他のもっとサポートを必要としている会員に時間とエネルギーを注ぎます。

Q「サビーの新規入会者にもF2FJを提供していくのでしょうか?」

A.サビーに対しても、このF2FJを受けたいかどうかを尋ねます。実際に受けたいという方は少ないのですが、受けた方の在籍期間は長くなっています。ここで重要なことは、コンサルテーションというのは、1対1ですから、その方に合わせた内容でできるということです。だからサビーでも役に立つコンサルテーションを提供できるのです。

Q「なぜF2FJは1ヶ月なのですか?1ヶ月で成果が出せる根拠は?」

A.2ヶ月間のプログラムも提供しています。でも最初の1ヶ月が重要なのでそうしています。最初の1ヶ月間はコンサルテーションの中身が濃く、会員に起こる変化も大きいのでそうしています。定着化の度合いや成果の出具合により、必要に応じてパーソナルトレーナーを紹介したり、週に1回のペースで4回のコンサルテーションを提供するというのが入会初月度の平均的なパターンです。コンサルテーションでは栄養や食事についても詳しく紹介し、会員が実践しやすい小さな習慣の修正を促すので、運動と栄養面からのサポートでより確実な成果が提供できます。

~ここまで~

当社小型クラブはスクール制を取っておりますので、毎回のレッスンが実践的なコンサルテーションの場と言えます。

やはりここでも入会から1~2ヶ月は、最低でも週1回、お越しいただくことで定着の一歩になってくると思います。

初めの段階で2週間程度、期間が開いてしまうと、そのまま低利用になり、連絡がなかなか付かなくなるというケースを良く見てきました。

もちろんご本人に悪気はなく、何となく足が遠のいて、馴染めぬまま行きづらくなってしまうのでしょう。

それだけに初期に何としてもお越しいただく働きかけはとても重要だということです。

本日もお読みいただきありがとうございました。




宜しければサポートお願い致します!