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9月28日(木):宇都宮LRTの開業と交通ネットワークの再構築

本日は肩の力を抜いた話を少しばかり。

ちょうど1ヶ月前の8月26日には栃木県の宇都宮市内でLRT(次世代型路面電車)が開業しました。

この2年ほどの期間、仕事の関係で宇都宮には何度も足を運んでいたこともあって工事の様子はその都度、目にしていました。

道路が掘削される段階、その後にレールが敷かれ、さらには路面に停留所が出来上がっていくプロセスを見てきただけに「ついに開業したんだ」と勝手ながらに嬉しく思っています。

先般の日経産業新聞では「Re:Maas」というコラムのなかでも宇都宮で展開される新たな交通ネットワークのことが取り上げられていました。

それによればLRTの開業にあわせてバスルートの再編やマイクロモビリティーも組み合わせたネットワークの構築が行われたようですね。

同コラムによれば宇都宮駅から東部に向かって真っすぐ伸びるLRTの路線が「幹線」と位置づけられています。

そのLRTの停留所のなかで交通結節点となる「トランジットセンター」へ接続するフィーダーと呼ばれる路線バスが「支線」の役割を果たす形です。

これに加えて停留所には電動アシスト自転車や電動キックボードといったマイクロモビリティーのシェアサービスも用意されたのだといいます。

それによって幹の役割を果たすLRT、そこから枝分かれする路線バス、さらに細かいところはマイクロモビリティーという組み合わせですね。

今回のLRT開業によって宇都宮市東部の交通網が大幅に拡充されたのは間違いないと思います。

私自身も以前は宇都宮駅からタクシーかバスを利用して移動をしていましたが、一連の再編によって選択肢も増えるし動き方もフレキシブルにできそうです。

地方では公共交通機関が縮小されるエリアも少なくないだけに、こうして官民連携で交通ネットワークが拡充していく事例が出ていくことで、将来に向けた成功例としての先鞭になれば良いなと思っています。

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