4月18日(木):年度の面談と成長のきっかけ
本日は内輪の話を少しばかり。
4月前半は例年同様に各社員と年度の個人面談を実施していました。
日頃から各店舗のマネージャーとは個別のミーティングをしているし、他の社員とも習慣業務報告などを通じたやり取りをしているので、それぞれの状況は概ね把握をしていますが、それでも1年を総括しながらの面談だから出てくる話もありますね。
全体感でいえば個々に成長が実感できている状況や、自分で意図してチャレンジしている事柄などをいろいろと聞くことができたのは良かったと思います。
人によってその大小はあれども、新しい学びや取り組みを始めて自分なりの変化を感じられているのは望ましい方向での変化です。
こうした変化について、現マネージャー達など既に「自立」の段階にある人は自分のベースがあり、なおかつ客観視もできているから、それをふまえて自分の強みを補完することや、興味関心のある領域にチャレンジをしているのが見て取れます。
一方で業務的にもマインド的にも、まだ自立の一歩手前にある若手社員にとって、変化のきっかけになっていたことのひとつが社内での「課題」になっていたケースもありました。
具体的には課題図書を読了してのアウトプットや専門知識のeラーニングなどを通じた学びなどです。
これらが「きっかけ」の役割を果たして、そこからさらに自分なりの読書や学びが生まれてくるといったケースです。
モチベーションでいえば周知のように「内発的動機付け」と「外発的動機付け」があります。
当然ながら望ましいのは内発的動機付けですが、その一方で外発的動機付けが必ずしも悪いわけではありません。
なぜなら外発的動機付けから始まって、内発的動機付けへと変化していくことも少なくないからです。
特に最近では外発的動機付けには段階(グラデーション)があって、それを適切に登っていくことで、内発的動機付けにつながっていくことが有機的統合理論によって示唆されています。
そこで示されている外発的動機付けの段階としては「外的調整」⇒「取り入れ的調整」⇒「同一化的調整」⇒「統合的調整」の流れです。
それぞれの詳細を説明すると長くなってしまいそうなので、こちらはまた明日に続けます。