9月29日(木):スポーツ振興のあれこれ
昨日は新たにスポーツくじへ追加された「WINNER」について触れましたが、本日はそれに関連したスポーツ振興に関する話を少しばかり。
スポーツくじやスポーツ振興にあまり縁がなかった方に現状を知ってもらう良い機会だと思いますが、スポーツくじの収益による助成は2002年から始まっているので、今年でちょうど20年を迎えることになります。
これまでにスポーツくじを通じた助成金額の累計は約2,335億円となっており、大きな額がスポーツ振興に寄与してきたことがわかりますね。
なお、この2,335億円の使途についての大枠は以下のようになっています。
・地域のスポーツ施設の整備:975.5億円
・地域スポーツの振興:342.7億円
・スポーツの競技水準の向上:965.4億円
・東日本大震災の復旧・復興支援:51.4億円
もっと細かな内訳は以下に記載されているので興味のある方はこちらをご覧ください。
グランドの芝生化や体育館の建設・改修など、地域のなかにスポーツをする拠点ができることで、そこに人が集ったりコミュニティが生まれます。
またスポーツの競技水準の向上では各種スポーツの協会やアスリートへの助成が行われますが、サッカーやバスケ、野球のようなメジャースポーツ以外の協会、アスリートにとってはこうした助成の持つ意味は大きいですね。
なお前回の東京オリンピック・パラリンピックで獲得したメダルの数は109個ですが、そのうち助成対象のアスリートが獲得したメダル数は87個だったといいます。
様々なスポーツ、アスリートに継続的な支援が行き届くようにする意味でも、スポーツくじが果たしている役割は大きいと感じます。
ボランタリーやスポンサーだけで支援を永続させることは難しさもあるので、スポーツくじのように買い手にとっての楽しさや還元とあわせ、スポーツへの支援につながる仕組みは大事ですね。
そうした観点も含め、今後もスポーツくじの認知が広がっていけば良いと思っています。
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