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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論400」

みなさん こんにちは アバター近藤です。

「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。

「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~Fitness Business通巻第7号(2003.7.25発行)「スピニング/インドアサイクリング」4~※名称等は当時、一部文章省略

時代の変化が生むスピニングの新たな魅力

1990年代後半の日本には受け入れられなかったスピニングであるが、2000年代に入り復興の兆しを見せている。

これは、環境が変化してきたことにより、改めてその魅力が見直され、また導入に際して存在した問題も解消されつつあることがある。

最近、ヨガやピラティスがエクササイズとして注目されているように、自分の身体や心を見つめ直し、心身両方のバランスを取りながらいい状態に近づけていこうという「マインド&ボディ」のコンセプトが受け入れられ始めている。

クラブに参加する年齢層も上がってきているため、単に身体を動かすだけでなく、こうした自分の状態を確認し、自分のペースで取り組めるエクササイズへのニーズが高まってきている。

また、クラブへの男性参加者も多くなってきていることから、男性でも参加しやすいスピニングは貴重なアイテムとなる。

これまで女性にとっては汗がかけるグループプログラムの選択肢は数多くあるが、男性向けのこうしたプログラムは意外に少ない。

このように、日本にもスピニング/インドアサイクリングが受け入れられる土壌は整いつつある。

~ここまで~

記事のように、その後、日本にも徐々に受け入れられる土壌が出来てきて、この20年でサイクルスタジオが出来るまで成長してきたと言えます。

特に最近では、デジタルサイネージやライティング、音楽との融合により没入感が得られる演出も巧みになり、また違った魅力を提供しています。

感染不安からパンデミック下で一時的に忌避されているかもしれませんが、個人的には今後も活性化していくプログラムではないかと考えております。

本日もお読みいただきありがとうございました。


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