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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論252」

みなさん こんにちは アバター近藤です。

「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌(元々はクラブマネジメント誌としてスタート)のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。

「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~クラブマネジメント通巻第36号(2001.9.25発行)「業界再編期のクラブ経営」15~※名称等は当時、一部文章省略

パネリスト

斎藤敏一氏(株式会社ディックルネサンス代表取締役社長)

白井省三氏(株式会社ティップネス代表取締役社長)

中島良一氏(株式会社フィットネスマネジメント代表取締役社長)

3.企業の進路

白井:次にこれからの成長戦略について。

これは、先ほど話しました通り、事業統合したということは、これから先はぐんぐんとアクセルを踏もうということですので、どんどんやっていきます。

新規出店ももちろんやりますし、どちらかの会社と一緒に何かできるといった話があるのでしたら、是非とも組んでやってみたいと思います。

外資との関係については、誰か社内の別の人にやって貰いたいなと思っています。

言葉の問題がありますから。(笑)

公開ということについては、これは目的ではなく、1つの手段に過ぎないので、会社の成長ストーリーを描き、アクセルを踏んで進んでいく途中に必然的に出てくることだと理解しています。

そういう場面が来れば、当然するだろうし、いつ来てもいいように準備だけはしている、というスタンスでいます。

それから新しい分野ということについては、様々な分野に関心を持って研究はしていますが、優先順位をつけると、今この業界はどれだけ店舗展開できるか、それに耐えるような商品と人材をどう作るのかというところが重要なのではないかと思っています(ですから今はそういうところに注力しています)。

司会:今後の出店立地は首都圏、近畿圏以外にも広げていくのですか?

白井:どこでもチャンスがあればやります。

~ここまで~

最後のところで、白井社長が指摘されているように、人材、そしてその人材が生み出す商品をいかに担保できるかが、現在も問われているとアバター近藤は考えております。

長年担当してきた採用業務の経験から、悲しいかな、他業種と比較すると層が薄いと言わざるを得ません。

やはり、待遇面や勤務時間、休日数、福利厚生など労働環境における様々な面で主要業種とはまだ開きがあり、一般的に優秀と言われる方々は、有名企業を目指す流れは続いております。

欧米では優秀な人ほど裁量の大きい起業やベンチャー企業を選択し、大企業や公務員の選択順位は低いという話も聞きます。

日本ではまだまだその傾向が弱いので、いかにしてフィットネス事業の面白さを伝えていくかも、業界全体としての課題であると考えます(その為にも、個店裁量を増やしていくことが前提ですが)。

本日もお読みいただきありがとうございます。


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