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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論193」

みなさん こんにちは アバター近藤です。

「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌(元々はクラブマネジメント誌としてスタート)のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。

「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~クラブマネジメント通巻第31号(2000.11.25発行)「定着志向のクラブ経営(GH&FCオーナー ジョー・シルリ氏)」4~※名称等は当時、一部文章省略

広報活動

毎月、企業の担当者に情報を送ります。

何か特別に提供できるものを知らせたり、時々会社を訪れて、文献情報を提供したり、Tシャツやウォーターボトルなどを持っていき、法人会員になることによって、どんな価値が得られるかを知って貰います。

メンバーサービスプログラムでは、メンバーに対して割引きサービスや特典を提供してくれる企業を募ります。

私たちは社内である目標を持っているのですが、それは年間で、メンバーとしての特典を利用して貰うことで、会費と同じくらいの節約をして貰おうというものです。

このプログラムを告知するポスターには協力企業の名前を入れます。

ビジネスビルダーランチョンは、企業のリーダーを招いて、無料のランチと、円卓でのディスカッションの機会を提供するものです。

ディスカッションの話題は、採用や研修、優れた従業員、顧客サービス、マーケティング、その他なんでもいいと思います。

クラブスタッフがその司会役を務めるようにします。

広報は、コストをかけることなく、地域にクラブの名前を広げる方法です。

これの強みは、クラブを紹介してくれる人が、クラブの外にいる人であるという点です。

クラブ自身が発信している広告などに比べて格段の信頼性を持って伝わります。

パブリシティにして貰える方法を探すことはたいへん有効です。

地域で革新的な存在になることを目指してください。

そうすればメディアはあなたのクラブのことを自然に見つけ出すことでしょう。

これらのことをすると、マーケティングにおけるクラブからのメッセージがはるかに強いものとなって届くはずです。

~ここまで~

対法人へのアプローチについて、日本ではまだまだ難しい点があると個人的には考えており、機能させづらいという印象を持っております。

ただ健康経営といった観点やパンデミック下での運動不足といった問題点は生じているので、日本的な翻訳をして、先々うまく対応できればとは考えております。

対個人が厳しいので、対法人を強化しようと安易な思考では、恐らく尻すぼみになると思われます。

ZOOMなどを使った法人向けオンラインレッスンは、パンデミック下で2年経過した今、事業として成立させられているか気になるところです。

本日もお読みいただきありがとうございます。


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