9月3日(土):魅力満載の「子ども運転士養成プログラム」
先日の日経MJには「小田急が子ども運転士『養成』」と題した記事がありました。
こちらは小田急電鉄が実際に社内で実施している「電車運転士養成プログラム」を子ども向けに凝縮して、特別運転士となって本物の電車の運転を体験できる企画です。
この企画は今年3月に実施して大好評だったものの第2弾ということですが、これは電車好きの子どもや親子にとってはたまらないでしょうね。
我が家は息子が小さい頃に電車が大好きで様々な特急電車やSL、新幹線などを見にいったり、乗りにいったりしていましたが、その当時にこうした企画があれば申込みをしていただろうと思います。
鉄道系や乗り物系の博物館などに行けば、シミュレーターなどでの疑似体験はできますが実車で線路の上を走るのは、そうそうできるものではありません。
そうした希少体験だから、それだけでも価値がありますね。
実際の養成プログラムとしては以下のような内容になっていて、かなり本格的です。
<座学>
・現役の運転士・車掌が講師となり、車両が動く仕組みや安全確保のために取り組みを学び、乗務員として必要な業務知識の習得
<車掌業務>
・ 通勤車両10両編成の乗務員室で乗降扉の開閉やアナウンス、非常通報装置の使い方を体験
<運転士業務>
・ 車庫線内に設けた約40mの特別行路で、4両編成の1000形車両を運転
・ 体験にあたっては、現役運転士付き添いのもとマスターコントローラーやブレーキ弁を操作
・ 1人あたり約10分間、特別行路内を複数回運転
そして、これら全プログラムを終えると「特別運転免許証」が交付されるとのことです。
ざっと見ても電車好きにとってのコト体験として、このうえない魅力ですね。
こういった心に強く残るような体験は、子どもが将来の夢を育むきっかけになったりもするから、今回の特別運転免許証が交付された子どもの中から将来の運転士が出てくるかもしれません。
ファンづくり、そして運転士の卵を育てる意味でも、非常に良い企画だなと思います。
宜しければサポートお願い致します!