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3月20日(日):「活動」を「組織能力」にまで昇華するには

昨日は「現場論(遠藤功著:東洋経済新報社)」を引き合いに「動いている現場」と「生きている現場」の違い、そして生きている現場に備わる「身体能力」と「思考能力」をフィットネスクラブの現場、トレーナーに置き換えた話をしました。

これらを備えるなかで「現場から競争力を組み立てる」ことが見えてきますが、実際に競争力と呼べる状態につなげるには同書でいうところの「活動を能力に昇華する」ことが不可欠です。

現場力を高めようとする企業の取り組み自体は、どこでも活動自体は似たり寄ったりで外形的には大差がないといいます。

そうしたなかで「平凡な現場」と「非凡な現場」を分かつものはなにか。

それは現場力強化のための取り組みが、たんなる「活動」で終わってしまっているのか、それとも時を経て「組織能力」にまで昇華されているかの違いだと指摘しています。

この違いは競争力の観点からみれば決定的な差であり、「活動と能力はまったくの別物」との認識に立つことが、まずは現場力という組織能力を高めるための第一歩だとも触れていました。

そのうえで活動を能力へと高めることができるかどうかの差は「愚直さ」だと断言しています。

愚直なまでにとことんやり抜く姿勢、のめり込むほどにやり続ける様がなければ能力にはならないということです。

非凡な現場もはじめから非凡だったわけではなく、平凡な活動を愚直に続けることによって非凡な能力へと磨き上げてきたのは間違いないでしょう。

この愚直さに関連したところは明日に続けます。



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