365日色の話 ジブリのアニメになった「耳をすませば」の実写化映画も、うちのまちがやっぱり舞台でした!
宮崎駿監督のアニメ「耳をすませば」の主人公たちの未来はどうなっているのか・・・?
やっぱり、聖地に住むものとしては見ない訳にはいきません。
歌は「カントリーロード」から
杏ちゃんの素敵な歌声の「翼をください」に。
宮崎駿監督のアニメの世界。
「耳をすませば」は
中学時代のみずみずしい青春の物語です。
雫の小説を書きたい葛藤と、
夢を持つ聖司クンとの出会い、バロン猫男爵・・・
淡くロマンチックで生き方が力強い。
宮崎駿監督の主人公の少女たちが、共通して持っている勇気。
目指す、まっすぐな心。
そして、それを励まし、見守り、必ず手を差し伸べる少年。
そのすべてが、
私たちの思いを刺激し、2人の未来を応援したくなります。
「天空の城ラピュタ」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」等々の
主人公たちを見守り続けるように。
この実写化映画「耳をすませば」は、
アニメで表されていた中学時代とその10年後を中心に描かれていました。
中学生のシーンは確かに聖蹟桜ヶ丘!
夫はうちのすぐそばなんじゃない?
といいます。
やっぱり、「耳をすませば」はうちのまち。
そこは確認できました。
主役の清野菜名さんは出版社で働きながら
夢を追い続ける、大人になった雫を演じていました。
雫のイメージカラーとして
赤の洋服を用いられていたように感じますが、
赤から連想する
地球の自然の色
夕暮れの強い光を放つ太陽や
燃え滾る血潮、血の赤、
熱い火などの印象とは異なり、
大人になった雫は
少し元気がない感じがしました。
清野菜名さんは、
「トットちゃん」「半分、青い」「キングダム2」などに出演し、
「キングダム2」では、
ハリウッドで活躍する、
アクションスターをめざしている清野菜名さんは、
人気キャラクターのキョウカイを
最高に迫力満点に、
目を奪われる、格好いいキャラクターとして
全力で演じていました。
日本アカデミー賞優秀助演女優賞を授与されていますが、
この雫の役は難しかったと思います。
元気いっぱいの、
いつも夢を追いかけ、
はみ出していたあの雫も、
10年間、
夢を追いかけ続けて、諦められなくて、
社会にもまれ、
でも、夢をあきらめきれず。。。
はじめは、
新人編集者なのに、
有名な作家さんにも自分の意見をいうくらいでしたが、
だんだんと夢と編集者の2足の草鞋がむずかしくなり、
飲み込むことばかり増えていきました。
大人になっても、夢を追いかけ続けるってむずかしい!
大人になった雫もがんばっています。
時々、中学生の雫と同じように「わっはっは」と
大きな声で笑います。
10年夢を追いかけ続けるだけでもすごい!のですが、
うまくいかないけど、
自分の作品に何が足りないのか、
担当の作家さんに無邪気にどんどん聞いてみたり。
本来、雫ならもっと壁を破るためにがんばったり。
もっと、聖司に確かめたり・・・
さわやかに真っ直ぐに行動するはず。
というより、
聖司が「未来少年コナン」のように、
いつも、雫を安心させてくれるはずです。
最後は、何とかハッピーエンドでしたが、
中学生のときのエネルギーが
雫にも、聖司にも感じられず、
「耳をすませば」を愛するがゆえの
歯がゆい時間が過ぎていきました。
「耳をすませば」聖地を愛する
私にとっては
少し心残りな未来の物語となりましたが、
武蔵野のすがすがしい自然が、雫の志を応援しているようでした。
また、宮崎駿監督の「耳をすませば」が観たくなりました。
タイトルの写真は「耳をすませば」の聖地
聖蹟桜ヶ丘の駅にあるモニュメントの中のバロン猫男爵です。
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