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SRS手術当日から退院まで

私が今回行うのは膣なしの性別適合手術。

大腸法が希望ではあったんですけど次の仕事への切り替わり期間で行うとなると出来るのは膣なしの性別適合手術しか出来なかったので、取り敢えず戸籍変更まで出来るようにしようという事で膣なしの施術を受けることにしました。

現状パートナーがいる訳でも無いですし、性行為もあるかと言うと機会もないので問題ないと判断しました。


では、当日の流れから


前日から最寄りのホテルに泊まり待機。因みに手術後翌日からはこのホテルに滞在してタクシーで毎日通院するという流れになります。

AM9:10ホテルから病院へ向かいます。

このときの持ち物は
・財布
・スマホ
・モバイルバッテリー
・基礎化粧品
・生理用ショーツ
・ナプキン
・体温計
・同意書
・清拭用タオル
・シャワーシート
・円座

これらを小さめのリュックに入れて行きました。(因みに実際に病院で使ったものは・財布・スマホ・モバイルバッテリー・同意書・円座のみ)

ホテルへ帰るときに荷物が多いと大変だから最小限で来てねって事前に言われていたんですけど、思っていた以上に必要ありませんでした。

AM9:15病院到着

受付を済ませて病室へ案内されロッカーに荷物をしまったあと手術衣に着替えます。

着替えが完了し看護師さんに合図をするといざ手術室に入ります。

想像していた手術室と違って解放的と言えるくらい広い室内で明るい空間。麻酔医の先生と看護師さんに迎えられ手術ベッドの上へ。

回復体位のような横向きの体制になって麻酔の注射を一本。その後「腰や脚がピクってしたら教えて下さいね」って言われながらもう一本。

仰向けの体勢に戻って酸素マスクを付けて暫くしていると意識が無くなっていつの間にか病室のベッドの上へ…


意識が戻ってからの様子は腕に血圧計や点滴。脚に血流を足先から戻す為のポンプ。胸に心電図。背中に管が入ったままな感じ。股間にオムツ。電気毛布などがかけられて看護師さんから「気分はどうですか?脚は動かせますか?と声をかけられました。」

この時点で意識ははっきりしてるんですけど喉が乾いてガサガサの声にならない声。かすれ声と足先は動かせたので足席を動かして返事。

暫くすると担当医の先生が来られて「平均的な出血量より1.5倍位あって難儀したよ。」との事。

この時点でも出血量多いみたいでその場で手直し。

その後は1時間毎くらいかな?血液とその他の分泌液で汚れたおむつのパットを交換してもらう。

「動けるようでしたら横向きになっても大丈夫ですからね」との事だったので、まだあんまり力が入らなくて横にもうまく向けない。繋がれてる器具が更に邪魔をしてる感じなので足首から先を動かす。

時間も経って膝も曲げられるようになったかなって動かそうとするんですけど、左脚は曲げられるんですけど、右脚は全然。

触ってみても麻痺してるのは分かるし動かそうとどうにかしようとすると汗は吹き出すけど僅かにってくらいの動き。

麻痺もしかしたら数日とかとれなかったらどうしようとかも思ったんですけど、思ったところでどうにもできないので時間が解決してくれるでしょうって考えて大人しくすることにしました。


暫くして看護師さんが飲み物を持ってきてくださいました。喉カラカラのガラガラのくちびるカサカサなので有り難い。因みに左からアクエリアス・緑茶・水の順。


地味な痛みが続く中一晩超えて明け方頃になると右腕の血圧計も脚のポンプも外してもらえてすごく開放的。

朝食代わりにゼリー飲料を貰う。アミノバイタル

この頃になるとはじめは出なかったおならが出るように。腸がちゃんと動いてるみたい。


AM9:00頃かな?担当医の先生の診察。

状態確認と患部に軟膏を塗ってもらって、夕方退院する前に再度患部の縫合処置をすると案内を受けました。

そこから先程まで寝ていた病室とは別のベッドのある待機ルームへ移動。

ここは一人のみの部屋なので周りを気にする必要はありませんでした。


AM11:00頃にお昼ご飯。
お粥・味噌汁・ゼリー

患部を刺激しないようにベッドを少しリクライニングさせたくらいの姿勢なので食べにくいけど、時間をかけて完食。

食事は問題なく食べられるみたい。それでも食欲は少し減ってる気がする。


PM4:00退院前の患部の縫合。

待機ルームのベッドのまま局部麻酔を打ったあとさくっと終了。手早い。

その後は少し休憩して洋服に着替えて退院準備。

タクシー呼んでもらって看護師さんとホテルへ向かいます。


病院後については次回

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