見出し画像

妹たちは宇宙人。

わたしの妹は宇宙人みたいだ。

なに考えてるか、わかんない。

そもそも、
人の考えてることなんてわからないものだ。

波長の合うもの同士なら、
一緒にいて心地いいんだろう。

わたしは、ふたりの妹たちと一緒にいて、
緊張している。

しっかり者のふたりに、
どう思われるか、どう見られるか、
気にしている。

頼りない姉を、
ふたりはたぶん、
なんとも思っていない。

気にしていない。

眼中にない。

わたしはふたりから、
放っておかれてる。

妹たちは仲良しで、
わたしは蚊帳の外だ。

なのに、どうして
気にしてしまうんだろう。

無駄な気遣いだ。

少しでも、
ふたりに良く見られたい、
意味のない願望を持っている。


もうやめよう。

いらない気負いは、
もう捨てよう。


もっと気楽にいこう。


だってこれが「わたし」なんだもん。


ふたりみたいに振る舞えない。


ふたりみたいにできない。



自分のできないことを数えるの、
もうほんとにやめよう。


わたしができることを、
数えよう。


ふたりの妹たちと比べるの、
もうやめよう。


ふたりはとっくに、
諦めてる。


ふたりはなにも、
期待してない。


わはは。


わたしのままでいいんだ。


気を楽に。


気持ちを楽に。


もっとわたしに優しくなろう。