6 ゼゼカラ

おはようございます。
雪白真冬です。

先日、登山に行けなかった代わりに、気になっていた小説を読んでいました。

わかる人にはタイトルで察しがつくかもしれませんが、
「成瀬は天下を取りにいく」です。

ミーハー的なところがあるので、自分の好きな小説ジャンルとは別に、
本屋大賞をとった作品は読むようにしています。

滋賀の大津市が舞台の物語です。
少し変わり者の中学生、成瀬あかりがこの作品のメインキャラクター。
青春物語であり、とても読みやすい文章で書かれていることに加え、
文章のテンポがとても良いので、スルスルと読めました。

主人公の成瀬あかりがわたし的にはかなりツボであり、
突飛な発想や、言葉選びのセンスに惚れているまであります。
主人公と一緒に登場する、島崎と自分を重ね合わせ、
まるで、成瀬あかりと共に青春時代を過ごしたかのように、
見事に本の世界に没頭することができました。

やっぱり小説って良いですね。

以前sns(確かそのときはTwitter)を物色していたときに、
さざなみさんの、「本を読むのが遅い人」というミニ漫画を読みました。

学生のころは、溶けるように本の世界に没頭していたのに、
社会人になってからはあまり没入できなくなってしまう様子が描かれていました。

この感覚にものすごく共感した自分がいて、
確かに、学生時代に小説を読んでいると、まるで自分が本当に小説の中に入ったように感じて、空想と現実の境界線が曖昧になってしまう感覚を味わっていました。

たしかに、最近はその感覚もだいぶ薄れてしまったように感じます。
どこか、現実を気にしている自分がいる。

グサグサ刺さりましたね。

小説を読むペースは確かに落ちましたが、
やっぱり読書はやめられませんね。

旅行好きということや、空想に浸りたいという思いがあるからなのか、
どうやらわたしは日本に実在する場所が舞台となっており、
登場人物がふらっと旅をしたり、ほのぼの日常を過ごしたりする物語が好きらしいです。

少し話が脱線して長くなってしまいました。

「成瀬は天下を取りにいく」

とてもよかったですし、
今続けている日記とは別に、小説の感想もしっかりと書くようにしようかな、とも思いました。

活動を急に増やすと、noteを続けること自体がおろそかになりそうなので、
ゆっくりと、コツコツ進めていけたらな、と思っています。

長くなりましたが今日はこの辺で。

読んでくださりありがとうございます。


雪白真冬

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