見出し画像

【十一】SL/すずらん:三笠鉄道村


#わたしの旅行記

【十】すすきのから三笠市へ|千田正哉 (note.com)
 のつづき
■ 6月12日

貴重な車両が多いので、写した写真の大部分を紹介することにします。
レンタカーで来ています。
市営バスも事前に何度も調べてありましたが、
本数が少なく、JR(岩見沢)→民営バス→このバスの乗り継ぎもあまりよくありません。
林の中に小型蒸気機関車の後部。
軽微なメンテ中のようです。
昔室蘭市の「鐵原」(現・テツゲン)という会社で使われていました。
この撮影地はまだ園内ではないのですが、念のため今のうち撮っておこうと考え、あんのじょう自分が去るころには機関庫の扉が閉じられて全く見えませんでした。
左端がプラットホームのようになっており、このカーブも昔の本線のままかもしれません。
この案内板の右下で濃いグレーの弓形が当時のホーム。
ここは小樽の手宮駅(昭和に廃線)と結んだ北海道最古の鉄道の、幌内駅でした。
手宮駅跡は昨年フェリー旅の自家用車で行っており、鉄道を中心とする博物館になっています。
蒸気機関車は土休日に運転され、この客車を連結して乗車もできます。
稼働する様子は5月22日にはNHK『あさイチ』の現地生中継でも紹介。
私は日程の関係で平日しか来られませんでした。
が、この数日前に機関車が故障し、来年5月まで運休だそうです。
だから無理してこの直後の週末に訪れていたらよけいがっかりでした。
「キッチン」も本物の食堂車(ディーゼル特急)だが、たしか一度も塗られたことがないカラー。
館内は有料です。
写真中央の「ほろない」が現在地。廃止時にはJR(数か月前まで国鉄)幌内線でした。
左端の「かやの」は、今年大阪で開業し(別会社)地下鉄御堂筋線の行先駅名となった「箕面萱野」と同じ漢字です。
「すずらん」は今も走っていますが朝ドラ▼とは無関係です。
『すずらん』(平成11年、遠野凪子=現・なぎこ主演)の子役のサインと写真。
ドラマでこの小さい女の子が札幌から逃げ出して留萌(るもい)本線 恵比島まで真冬の線路を歩いて戻ったというのは、物語とはいえ不可能なことで、いただけません。
中央の「C57 135」は、国内最後の定期旅客SL列車をけん引した機関車で、現在は実物がさいたま市の「鉄道博物館」の中央に鎮座しています。
上の駅名は、全て路線自体が廃止になった物。

再び屋外につづく
【十二】炭鉱の街の面影:三笠鉄道村|千田正哉 (note.com)

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?