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怖い話 海外編

数年前、友人のマイクと私は海外旅行を計画していた。目的地は南アジアにある古い港町だった。その地域は美しい風景や歴史的な建造物で知られていたが、同時に不気味な伝説や呪いも存在していた。

私たちは現地のツアーガイドから興味深い話を聞いた。彼は私たちに、近くにある廃墟で「呪われたアイテム」が見つかったと教えてくれた。そのアイテムは古代の呪術師が作ったと言われるもので、その力は恐ろしいものだという。

興味津々の私たちは、廃墟に足を踏み入れることに決めた。廃墟は海岸沿いに位置し、錆びた門をくぐると、静寂と不気味さが私たちを迎えた。荒れ果てた建物の中には、不気味な雰囲気がただよっていた。

廃墟の中を歩いていると、マイクが地面に何かを見つけた。それは小さな木製の箱だった。中には奇妙な彫刻が施された小さな像が入っていた。ツアーガイドが話したアイテムと同じだ。

興奮と恐怖心が入り混じった私たちは、その像を持ち帰ることに決めた。しかし、それが私たちの最大の過ちだった。

夜、私たちはホテルの部屋でその像を調べ始めた。すると、突然、部屋の明かりが消え、部屋中が異様な暗闇に包まれた。次の瞬間、部屋の中に冷たい気配が漂い始め、私たちは息をのむほど恐ろしい存在を感じた。

突然、マイクが悲鳴を上げ、その像を手放すよう叫んだ。私たちは一瞬、その像が生きているかのように見えた。そして、部屋が再び明るくなり、その時私たちは気づいた。私たちが持ち帰ったものはただの彫刻ではなく、本物の呪物であり、私たちを呪いに巻き込んでしまったのだ。

その夜以来、私たちは不気味な出来事に見舞われるようになった。夜になると、幽霊のような声が聞こえ、異様な気配が部屋中に漂う。私たちはその呪物を捨てることができず、恐怖に怯える日々を過ごした。

絶望の中で私たちは、その呪物を元の場所に戻す決心をした。そして、ある夜、再び廃墟を訪れ、その像を元の場所に置いた。すると、その時、不気味な気配が消え、私たちは解放されたかのような気がした。

その後、私たちはその地を後にし、呪いの経験を背負って帰国した。その呪いの恐ろしさは今でも私たちの心に残っている。そして、あの呪われた像が私たちの冒険心を試す試練だったことを理解している.

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