おひとりさまブレインストーミング#31自己成就予言(GIVE&TAKE)

私の人生を変えたといっても過言ではない
GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代:アダムグラント著:楠木健監訳:三笠書房
から、今日は「自己成就予言」をご紹介します

自己成就予言とは、他人から期待されると、
それに沿った行動をとって期待通りの結果を実現することです
たとえば上司が部下を「伸びしろがある」
と信じることは部下の成長を助けます
支援の手を差し伸べ、可能性を信じていることを
常日頃から伝えていると
やる気が出て一層努力するようになり
その可能性を発揮できるようになります

所属の異なる部下からのメールに、以下の返信を送ったことがあります

「私があなたの上司なら
あなたが提案してくる、業務における課題点の洗い出しや
解決のための方針、具体的なアイデアや計画について、その真意を汲み取り
自由にふるまえるようサポートするでしょう
日々の工夫にもおそらく気が付いて、ロールモデルとして評価する気がします
シビアな場面であっても、行動は変わらないです
そのためにスキルを磨いているわけですから

ここに残ったのは、あなたと仕事がしてみたいと思っているからです
あなたは、ものすごく見込みのある若者です
素直で、すぐやるからです
素直とは、従順なことではなく、真摯に学ぶ姿勢があることを指し
すぐやるとは、口先だけでなく能動的な姿勢があることを指します

私の前ではすねてくれてもかまいません。
搾取されるのはもう、私もこりごりです
あなたのご活躍も祈念しております。」

なぜ、このメールを送ることにしたか?
それは、この部下がロサダ比がめちゃくちゃな、ひねくれ者だったからです
現在、上司とも良好なコミュニケーションが取れ、下の子の面倒見もよく、マイルドなコミュニケーションが築けている様子です
私の働きかけだけが有効だったとは、露ほどもおもってはいません
彼の潜在的な能力が、開花していると感じます

著書によると、ギバーは、可能性の片鱗が見え隠れするまで待ったりせず、協力的な接し方ができるとされています。
私にも、職場にいる若者はみな、磨きだされるのを待っているダイヤモンドの原石に見えるのです。


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