おひとりさまブレインストーミング#21ヘルパーズ・ハイ

自宅の本棚に「GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代:アダム・グラント著、楠木健監訳、三笠書房」があります
読んだとき衝撃を受けました
ギバー(与える人)が成功?という疑問が、ぬぐえなかったからです

ここでギバーの定義をお示しします
1.ギブ・アンドテイクの関係を相手の利益になるように持っていき
受け取る以上に相手に与えようとする
2.他人を中心に考え、相手が何を求めているかに注意を払う

私はずっとギバーでした
時間も、金も、労力も、愛も、知識も人生すらも、差し出してしまいます
相手が誰とか関係なく、与えてしまうのです
募金で立っている人がいれば募金するし
旅行先で、ホームレスらしきご老人に、コンビニで買ったおにぎりを差し上げたこともあります
職場でも以外でも、困っている人がいれば相談に乗りました
そうしているうちに、とんでもなく疲弊し、バーンアウトしてしまいました

見境いなくギブしてしまうのをやめたい
与えないように生きるにはどうしたらいいのか
私の人生がうまくいかない最大の理由ではないか
長年の悩みでもありました

この本は、その、私の前提を覆したのです
与えていいよ~、成功するよ~と全編で言いまくっています

そして私は現在、惜しみなく与え、窮屈ともいえるお役所のなかで
自分らしく生きています
この書籍から、私が理解したものを、ご紹介します
ひとつが、「ボランティア100時間のルール(ヘルパーズ・ハイ)」です

・年間100時間、ボランティア活動すると、メンタルが良くなり
高いモチベーションを維持できる

年間100時間は、割ると週2時間です
明確に数字が出ると、つかいみちを考えることになります
・誰の役に立ちたいのか?
・その結果、組織がどうなったらいいのか?
・その結果、社会がどうなったらいいのか?
そうすると、与え方をコントロールすることになり
かつ自分の与えた影響を、感じることができます
以前は求められるまま与えていたから、バーンアウトしたのです

職場での具体的な方法として
・全体を俯瞰して、状況を把握する
・困っていそうな人に声をかける
・上司にそれとなく状況を報告する
など、日常できるギブもあれば
・申請書の置き場所を整理して使いやすくする
・すすんで研修講師を引き受ける
・制度の改善のため、全庁舎ヒアリングし、研修会をする
・わかりやすい資料を、仲間とつくる
など、周りに協力してもらうおおがかりなギブも存在します

もしかすると職場には余計なことをしているのかもしれませんが
(お役所は「いらんことすな」の空気がただよっています)
こうすることで、私は自分が人生においての経営者だ
という実感を得られ、満たされているのです。

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