12月29日 ラーメン屋閉店
去る12/27にラーメン屋最終日を迎えた。
店内常に満席で行列の絶えないラーメン屋であったから、有終の美を飾ることができたんじゃなかろうかと。
最後だけちょろっと麺揚げをやらせてもらって、閉店間際に滑り込みのお客様へラーメンを提供し、ああこれで本当に最後なんだなあと思いながら、最後の一杯を提供した。
あまり感傷にひたるほうの人間ではないのだが、内心ぐっと込み上げてくる物があったのは間違いない。流石にね。
これで食べ納めというお客さんがたは、皆それぞれ名残り惜しい旨のお言葉をくださった。我々社員や身内もある意味で『常連』であって、近所の美味いラーメン屋が閉店になるのはとても悲しいことである。惜しむ気持ちはきっと同じだ。心にぽっかり穴が空いたようなこの感覚は、同じなんだよ。
「今日も美味しかった」
と、皆様あたたかい言葉をかけてくださって、
「本当にありがとうございました」
と、心からの感謝の言葉をお返しする。
地域の方、そして遠方から来てくださるリスナーの皆様に、愛されたお店だったなと。飲食店の美しさである。
そんでもって昨日、送別会&忘年会をやってフィニッシュ。お店はまだ色々と片付けをしないといけないのだが、とりあえず年末年始休みってことで一旦すべて考えるのを停止、年明けからまた掃除とか撤収業務に取り掛かろうと思う。
ここまで来ると、肩の荷が降りたって気分の方が大きくなってくるものだ。
ところで、店を畳むという決断は、かなり痛い。
自分の歴史に情けない敗北の履歴が刻まれること、近い人から遠い人まで様々な思惑の矢を浴びせられること、常連さんたちからもっと続けてほしかったというお言葉を頂く、これから始まるなんの戦果もない虚しい撤退戦、毀誉褒貶さまざま、など。
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