#73「科学的に疑う目を持つこと」

日本は西側諸国に属しており、この世界の中では温暖化はほぼ確定状況

温暖化を防止するには世界を挙げて取り組まなければならない というのが既定路線となっている

私は技術者なので、技術的なデータからの結論を信じる

「古気候学」の講習を受けた
みなさんも、南極の氷の中に閉じ込められた隕石や動物のミイラの話をきいたことがあるかもしれない
この講習の中ではグリーンランドの氷の中に閉じ込められた物質などの解析により、過去の気候状況を解明するという内容
この氷は6万年前から積み重なっており、年間の気温差から1年ごとの区別が木の年輪のように分析できる

この6万年分の解析を20年以上かけて実施した結果、今から約1万1000年前までは氷期という気温が低い時代、そのあとから今までは間氷期と呼ばれる比較的温暖な時代
驚くべき事は、氷期には気温の変動が非常に大きく、10~20年で2~3度の平均気温変化があったということ
今ICCPが最悪シナリオとしている変化は100年で5度
人の活動により気候変動が大変な速度で進んでいると言っているが、氷期の気温変化に比べれば極小さい

ICCPのモデル根拠となっているのは、手書きの資料まで含めても400年程度のデータ
このデータを基にした傾向で予測をしている
あまりにも短い期間のデータから外挿して傾向を見ているわけで、これが正しいかどうかなど信憑性が低いと言える

地球の気候は人の活動が無くても変動していて、恐竜が歩いていた時代には今よりも平均気温で10度以上高く、南極北極に氷は無かったらしい

もちろん、人の活動の影響が地球に与える影響は無視できないが、そいういうものが無くても地球の気候は変動する
その変動が発生した場合、人がいくら二酸化炭素排出を規制したところで、全く抵抗できないもの

科学的に見るとこういうデータもあるということ
温暖化対策はあたかも科学的に正しい、という触れ込みで、そうせざる得ないというような立て付け
これは、実は科学的なデータというより、これに関わる人々の利害関係等も関わっている可能性がある
地球環境を守ろうという活動には反対しないが、その動機付けが短絡的な科学データであることには、私は疑問がある
さらに言えば、地球環境を守るという考え方は、地球の気候変動全体から見れば、単に人にとって熱くなりすぎたり、寒くなりすぎたりするのが不都合だからというだけで、地球環境が良いというのは、相対的なものであり、人の都合によるものだと思った

ということで、少しの科学知識と視点を変えると、見えるものも変わってくると言う話し


本日もお聞きいただきありがとうございました。

ではではまた

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