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ミノーの種類と使い分け方


こんにちは、こんばんは、カツオです。


今回はミノーの使い分け方についてご紹介いたします。


ミノーは、ソルトウォーターにおいて
最も使われているルアーといっても過言ではない。



さまざまな状況で活躍する万能ルアーです。


この記事を一通り読んでいただければ
ミノーをどういった海況で使えばいいのかわかると思いますので


ぜひご覧ください。



🐟 ミノーの種類


ミノーは、形状、サイズ、潜行深度によって様々な種類に分類されます。


フローティングミノー


表層を泳ぐタイプのミノーです。


シンキングミノーやサスペンドミノーと異なり
常に水面付近を泳ぐことができるため


水面でボイルしている魚や
浮きベイトを追っている魚を狙うのに効果的です。


たとえば初めの1投目は、フローティングミノーで攻めて
ベイトの有無を確認し、活性が高い魚だけを狙う。


といった使い方をします。


水の量が少ないとき(干潮のとき)や
水深があまりないところで使うのもいいですね。


シンキングミノー


水中に沈んでいくタイプのミノーです。


フローティングミノーやサスペンドミノーと異なり
水深のある場所をゆっくりと沈んでいくことができるため


活性が低い魚や、ボトム(海底)付近にいる魚を狙うのに効果的です。


たとえばフローティングミノー投げているのに釣れないときとか
ヒラメとかマゴチとか狙うときに使うといいですね。


ものによりますが、シンキングミノーは
フローティングミノーに比べて泳がない傾向があるので


流れが激しい場所で使うのも効果的です。


サスペンドミノー


一定の水深に浮き続けるタイプのミノーです。


水流やロッド操作の影響を受けずに一定のレンジをキープできるため
魚のいるレンジをピンポイントで攻めることができます。


たとえばナブラが発生しているときや
ベイトがいるところで使うといいですね。


ベイトを追いかけている魚は、特定のレンジに集中していることがあり


サスペンドミノーは一定レンジをキープできるため
ベイトと同じレンジを泳ぐことで、効果的に誘うことができます。


🐟 ミノーのリップについて


リップは、ルアーのアゴの部分についている
プラスチック製の板です。



ミノーには、そのリップがついているものと
ついていないものがあります。


そのリップがついているものと、ないものを
状況に応じて使い分けます。


リップ付きミノー


まずリップ付きミノーは
リップが水の捉えて泳ぎます。


水を捉えて泳ぐので、アクションが安定し
一定のリズムで泳ぎ続けることができます。


たとえば波やうねりが入っているときに使うといいですね。



波やうねりがある状況では、リップレスミノーだと
波やうねりに翻弄されてしまい、本来の泳ぎが出せなくなってしまいます。


ミノー使いたいけど、波あるなと思ったときは
リップ付きミノーを使ってみてください。


結構荒れている場合でも、しっかり泳ぐので。


リップレスミノー


一方リップレスミノーは、リップがないため
水の抵抗を受けず、自然な泳ぎをします。


潜行レンジ(潜る深さ)が浅く
水面直下から中層までを泳がすことができます。


たとえば表層にベイト(小魚)がいるときに使うといいです。


投げて泳がしてみて、「ゴンゴン」と当たったり
水面が「バシャバシャ」となったりしたら表層にベイトがいる証拠です。


自然な泳ぎをするため、水が綺麗なときに使うのもいいですね。


🐟 ミノーの潜行深度


潜行深度は
ミノーが水中で泳ぐことができる深さのことです。


リップの大きさや形状によって潜行深度が決まり
リップが大きくて長いほど、潜行深度が深くなります。


潜行深度は大きく分けて、3種類あります。

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  • シャローランナー(SR)

  • ミドルダイバー(MD)

  • ディープダイバー(DD)

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シャローランナー(SR)


水面直下を泳ぐミノーです。


リップの形状が短いため、潜行深度が浅く
活性の高い魚やベイトを追いかけている魚を狙うのに適しています。


たとえば河口エリアや
シャローエリア(水深が浅い場所、波が立っている場所)に使うと


効果的です。



フローティングとシャローランナー


どちらも水面直下を泳ぐタイプのミノーで似ていますが
フローティングの潜行深度、0〜2mくらいの中でも


シャローランナーは、0〜70cmほどを泳ぐものです。


ミドルダイバー(MD)


表層から中層にかけて泳ぐミノーです。


中層に魚がいる場合や
ベイトを追いかけている魚を狙うのに適しています。


たとえばサーフ釣りや港湾部の釣り
河口エリアの釣りをやる方におすすめ。



また表層から中層を泳ぐことができるため
レンジが分からない状況でも効果的に探ることができます。


なので初心者さんは、ミディアムダイバー(MD)を選ぶと
魚に出会う可能性が高くなり、釣果に繋げやすいです。


ミドルダイバーもフローティングと似ていますが

フローティングの潜行深度、0〜2mの中で
ミドルダイバーは、0〜1.5m(150cm)あたりを泳ぎます。


ディープダイバー(DD)


深層を泳ぐミノーです。


リップが大きく重いため
他のミノーよりも深く潜行することができます。


活性が低い魚、底物を狙うときに適していますね。


🐟 具体的にどうやって使い分けていくのか?


ミノーは、シーバス、ヒラメ、ブリなど
様々な魚種を狙える万能ルアーです。


そのため今まで紹介したものを
どのように使い分ければ良いのか迷ってしまう方も多いかと思います。


この章では、ミノーの使い分けテクニックをご紹介します。


フローティングのリップレス


▶︎ 使う場所・使うとき

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  • 水深が浅いサーフや港湾部:水深が浅いサーフや港湾部では      フローティングリップレスミノーを使い表層付近のシーバスやヒラメを 狙うのが効果的。

  • 流れが強い場所: 流れが強い場所は、リップがついていると      泳ぎすぎてしまって釣れなくなるので、リップレスがおすすめ。

  • スレた魚や警戒心の強い魚: スレた魚や警戒心の強い魚には              フローティングリップレスミノーのナチュラルなアクションで     アピールするのが効果的。

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▶︎ おすすめの海況

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  • 凪:凪の場合は、フローティングリップレスミノーを使ってスローリトリーブで魚を探るのに適しています。

  • 微風:微風の場合は、フローティングリップレスミノーを使って    トゥイッチアクションで魚を誘い出すことができます。

  • サラシ: サラシがある場合は、フローティングリップレスミノーを使ってサラシの中にキャストし、魚を誘い出すことができます。

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▶︎ 注意点

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  • 波やうねりがある場合、フローティングリップレスミノーは      波の影響を受けやすいため、使いにくくなる。

  • 水深が深い場所では、フローティングリップレスミノーは       十分な潜行深度が出せないため、効果的ではない。

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といった感じかな。


実際筆者がフローティングのリップレスミノーを使うときは


あまり波やうねりがないときの
シャローエリア(浅い場所)で使うことが多いです。


どうしてもシャローエリアでリップ付きのフローティングとかを使うと
底を引きずってしまうので、フローティングのリップレスを使い


攻めることが多いです。


フローティングのリップ付き(SR、MD、DD)


▶︎ 穏やかなとき

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  • シャローランナー(SR):水深が浅いサーフや港湾部で効果的。    ベイトフィッシュが表層を泳いでいる場合や             活性が高い魚を狙う場合に有効。

  • ミディアムダイバー(MD):水深がやや深いサーフや港湾部、            河口などで効果的。ベイトフィッシュが中層を泳いでいる場合や    活性が高い魚を狙う場合に有効。

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▶︎ 波や風があるとき

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  • ミディアムダイバー(MD): 水深がやや深いサーフや港湾部     河口などで効果的です。波や風によってベイトフィッシュが中層に沈んでいる場合や、活性が高い魚を狙う場合に有効。


  • ディープダイバー(DD):水深が深いサーフや港湾部        河口などで効果的。波や風によってベイトフィッシュが深層に沈んでいる場合や、底付近にいる魚を狙う場合に有効。

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シンキングのリップレス


▶︎ 使う場所・使うとき

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  • 根が荒い場所:シンキングのリップレスはリップ付きに比べると    あまり沈まないので、ボトムを這うように泳ぎます。                            なので根が荒い場所でも根掛かりしにくいです。                                磯場やゴロタ場などの根が荒い場所でシーバスやヒラメを狙うときいい。


  • 流れが強い場所:リップレスは水抵抗が少ないため、流れが強い場所でも安定して泳ぐことができます。そのため、河口や潮通しが良い場所などの流れが強い場所でシーバスを狙うときに有効。


  • 飛距離が必要なとき:シンキングのリップレスは           重たく空気抵抗が少ないため、他のミノーよりも飛距離を出すことができます。そのため魚がいる位置が遠いときや沖の瀬周りを狙いたい場合に おすすめ。

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▶︎ おすすめ海況

おすすめの海況は、波やうねりがないときです。


リップレスですので、波やうねりがある状態で使うと
水を掴めなくなり、潜らなくなります。


それだとシンキングの利点を活かせないので
凪〜やや荒れているときに使うのがいいですね。


筆者の場合は、ベタ凪で魚がいる位置が遠かったり
わからなかったりした場合に、シンキングのリップレスを使います。


距離的な意味でも水深の意味でも、広範囲に探れるので
魚を見つけやすく、見つけた場合ピンポイントで攻めることができます。


シンキングのリップ付き(SR・MD・DD)


▶︎ 使う場所・使うとき

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  • 水の量が多いとき:満潮前後はシンキングのリップ付きが出番。             深い場所は、フローティングミノーやシンキングのリップレスでは   十分な深度まで潜らせることが難しく、魚にアピールすることができない。

  • 水深が深い場所: 沈むスピードが速いため、水深が深い場所でもしっかりと潜らせることができる。

  • スレた魚や警戒心の強い魚を狙う場合: シンキングミノーは、フローティングミノーよりもアクションが控えめなので、スレた魚や警戒心の強い魚に対して効果的な場合がある。

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▶︎ おすすめ海況

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  • 荒れた海: シンキングリップ付きミノーは、重量があるので、荒れた海でも安定した釣りが可能です。風や波の影響を受けにくいため、より正確なキャストやリトリーブが可能になります。


  • 濁ったとき: 濁った海や川では、シンキングリップ付きミノーを使うことで魚にアピールすることができます。また濁りは表層だけで中層や深層は濁りが入っていない可能性があり、そこに魚が溜まっていることがあるため。

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🐟 まとめ


ミノーは、種類や使い方によって
様々な魚を釣ることができる万能ルアーです。


この記事で紹介した基礎知識を参考に
ぜひミノーで釣りを楽しんでください。


それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

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