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「あんたのおすすめでええ」といったおっちゃんが私のおすすめ

休日なのでコメダにモーニングにいく。
注文を取りに来てくれたおねーさんに「ホット、Aセット、バターで」
と注文する。
「ホット、Aセッチと、バターセットですね」という店員さん

店員さんのろれつが回らなくなるほどのスムーズさで注文できるようになった。つまり通ってるのだ。
「毎回、バターにしますか?ジャムにしますか?」と聞かれるので最近は
「ホット、Aセット、バターで」がデフォルト。

さて、週刊文春を読んでいるとおばちゃんが携帯で話し出す。
声もおおきい。「免許更新の免許ができているかどうか?」
ですって。携帯は外でお願いします。
お気に入りの林真理子の「夜更けのなわとび」も読み終えてしまった。
せっかくの休日の朝を(コメダで)優雅に過ごしたいのにと思っていたが雲行きが怪しい。

文春

とおもっていた矢先、(隣の席に)神が降臨した
今日もついてる。

「あんたのおすすめでええで」といっているおっちゃん。
「えっ、いいんですか?わたしはこれかな」
「じゃあそれで」
どうやら注文を取りに来たおねーさんにあなたのおすすめを教えろ
そして、それを注文する
という、セクハラとパワハラをしている。
「ほんとに、いいですか?」
「ええで、あんたのおすすめやろ?」
「わかりました」
「バターにしますか? ジャムにしますか?」(パンに塗るのはどっち?)
「うーん、じゃあジャムで」
(そこ「おすすめでええで」じゃないんかい!!)
「どうされますか?」
「じゃあ同じので」連れのおっちゃんも神にならう。

この気楽さいいな! とおもった。

というのは最近私は悩んでいる。
その悩みとは、よく行くパチンコ屋のコーヒーサービスのお姉さんに声をかけられないことだ。
人生に悔いを残さないことをモットーにしている(いままですごく悔いを残し続けてきた)ので、声をかけなければいけない。

ひっそりと悩む私に比べこのおっちゃんはいとも簡単にこえをかける。
あなたのおすすめはどれですか?」のフレーズ
つかえる。
「お姉さんの携帯番号は玉いくつですか?」よりよっぽどいい。
(ワゴンサービスは基本出玉換算)
ちなみによく飲むコーヒーはお金にすると500円する。
1日3回コーヒーを頼んだこともある。(実際おいしい)

ポイントは気楽さ
「ど、どれが、おっおすすめですか?」と聞いても気持ち悪がられる。
空気のような軽さを心がけよう。
参考になった。

さて、やってきたセットをみると
(注文が来るまで待っていた)
なんとBセット!(たまごのペーストのやつ)
ペーストって、バターのうえにぬるのじゃないか?
ジャムはない。(だから、最後までおまかせにすればよかったのに……)

声を出して笑いそうになった
お店をでることにし、雑誌を片付けながらおっちゃんの顔をチラ見。

やけに髪が黒いし不自然なはえぎわ。(かつらか……↓参考)
いかん、勝てる気がせん。

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たぶんたまごのペーストも、なんも気づかんと、もりもりサラダ代わりに食べるんだろうな。と思ったら「ひっ」というへんな声がでた。

おっちゃん幸せと気づきをありがとう。
神じゃなくて髪だったけど、いろいろ神だった。

2020/1/15


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