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なぜ漁師になったのか?


大学卒業後、当たり前の様にサラリーマン(社会人)になった。
勤先は、水産会社。
特に、これといった目的はなかった。
唯一あるとすれば、金を稼ぐ。
3年が経った頃、副社長と口論になり会社を辞めた。
その後、副社長は横領などで役員解雇となった。

無職生活の始まり。
何もやりたい事がなく、ドン底だった。
自分には、何もなかった。
何かに没頭したい。

無職で行く当てもなく、たまに、漁港に行き以前の勤先の人と世間話をしたりしていた。

そんな時、港で1人の船頭と出会う事になる。
絵に描いたような強面の漁師。
桜えび漁師の船主だ。
「ヒマしてるなら、漁師やってみるか」と一言。
2つ返事だった。
(今思うと、無職の時にこの一言が無かったら漁師にはなっていなかっただろう。)
その後、桜えび漁師の船頭の紹介で、もう1人の船頭と出会う。
こちらも絵に描いたような強面の漁師。
しらす漁師の船主。
「船に乗せてください」と頼みに行った。
返事は、
「ウチの船は厳しいよ、でもやりたければ明日6時に港に来い」だった。

夜考えた、どんだけ厳しいんだろうと。。。


漁師人生の幕開けだ。
2012年・夏の話。








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