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「どのダイエット方法がいいのか?」を考える必要はない!ダイエットで特定の食品にこだわらないほうが良い理由

糖質制限ダイエットやケトジェニックダイエット、グルテンフリーダイエットなどの色々なダイエット方法がありますが、どのダイエット方法をやればいいのか?は関係ありません。もっと柔軟に考えましょう。

1.ダイエット方法の種類

現在では様々なダイエット方法が存在しています。

炭水化物を抑えた糖質制限ダイエット、炭水化物をほぼ食べないケトジェニックダイエット、小麦などに含まれているタンパク質の1種である「グルテン」を摂らないようにするグルテンフリーダイエット、加工食品や添加物を摂らないようにするホールフーズダイエット、肉や魚ばかり食べるパレオダイエット、スープダイエット

数えだしたらきりがないほど、いまは様々なダイエット方法がインターネットやSNS、テレビなどで紹介されています。

今後も新しいダイエット方法はどんどん出てくるでしょう。

色々な方法がある中で、どのダイエットが一番いいのか?を考えようとしてしまいますが、痩せるためにどのダイエット方法がいいのかは特に関係ないです。

2.ダイエットでやるべきたった2つのこと

ダイエットで体重・体脂肪を減らそうと思ったときに考えることは、
『カロリーバランスをマイナスにすること』と『タンパク質をしっかり摂って、極端に栄養素が偏らないように食事をすること』

この2つだけで大抵の場合は、ダイエットはうまくいきます。

「糖質制限ダイエットで体重が減った!」
「グルテンを摂らないようにしたら体重が減った!」
「水をたくさん飲んだら体重が減った!」

どれかのダイエット方法を試して体重が減った場合、それは単純にカロリーバランスがマイナスになったからです。

日本の食事は炭水化物が主食なので、糖質制限ダイエットをすれば食事のほとんどを占めている炭水化物の量が減ることになるので摂取カロリーも減ります。

グルテンフリーダイエットをすると、グルテンが含まれているうどんやそば、パスタ、ラーメン、パンなどの主食は食べられなくなりますし、カレーやシチュー、餃子、天ぷらなどにも小麦が含まれているので食べることはできません。

こういった食品は比較的カロリーも高く、よく食べている食品なので、グルテンフリーにして食べないようにすればその分食べる量も減るので摂取カロリーも減ります。

このように、特定の食品を避けてダイエットしようが、特定の食品を積極的にたくさん食べてダイエットしようが、体重が減った理由はカロリーバランスがマイナスになったことが第一の理由であって、逆にどのダイエット方法をやってもカロリーオーバーすれば太ります。

特定の食品を食べたか食べてないかはほとんど関係ありません。

また、あるダイエット方法で体重が減っても、タンパク質を十分に摂れていなければ、その体重の減りはほとんどが筋肉の減少によるものである可能性が高いです。

人によってあるダイエット方法が上手くいく人といかない人もいますし、多くの研究結果を集めて分析するメタ解析によっても、ダイエット方法の違いによる成果結果にはほとんど差がないです。

ですから、筋肉をできるだけ維持して体重を減らそうと思えば、『カロリーバランスをマイナスにすること』と『タンパク質をしっかり摂って、極端に栄養素が偏らないように食事をすること』の2つを考える必要があります。

3.特定の食品にこだわらない方が良い理由

糖質制限ダイエットやグルテンフリーダイエットのような、特定の食品にこだわりを持つようなダイエット方法はあまり良いものではありません。

宗教上の理由や、アレルギー体質の問題などがあって特定の食品にこだわりを持っているのであれば良いですが、ただ単にダイエットのために「この食品は良くてこれはダメ」のようなこだわりを持つと、ストレスが徐々に溜まってきて、長期的に食事が続けれられずに過食に走る可能性があります。

反対に、完璧主義の傾向にある人などでは次第に食品を0か100かの良し悪しで判断するようになり、ストレスで摂食障害に陥る可能性や特定の栄養素が摂取できずに栄養失調で倒れる可能性も考えられます。

4.ダイエットは長期間で考えること

ダイエットは長期的に見て実践するべきだと思います。

結婚式やボクサーの減量のように、痩せるまでに期限がある場合は短期的に体重が落とせるようなダイエット方法をしたほうがいいですが、健康のため・きれいなスタイルになるためのような目的でダイエットをするのであれば、長期的にみてダイエットをするべきだと思います。

糖質制限ダイエットをすれば炭水化物を食べれないことによるストレスで過食をして、早い段階で失敗に終わる可能性が高いですし、グルテンフリーダイエットでも同じです。

世の中にある食品には健康面での良い点や、おいしいものを食べるという精神面での良い点があるので、極端な考えで食品を選ばず、ダイエットをする場合は自分にどんな食事パターンが合っているのかを考えて、柔軟に食事をしていく方が長い目で見てダイエットの成功へと近づくことができます。

5.まとめ

どんなダイエット方法をしようと、体重が減った理由の大部分が『カロリーバランスがマイナスになったこと』です。

特定の食品にこだわりをもつダイエット方法は長期的にみて続くようなものではありませんし、ストレスが過度に溜まって過食に走ることや、摂食障害につながるリスクもあります。

ダイエットを成功させたいと思うのであれば、『カロリーバランスをマイナスにすること』と『タンパク質をしっかり摂って、極端に栄養素が偏らないように食事をすること』の2つを意識して、自分の好みも考えながら柔軟に食事パターンを作っていく方が、長い目で見たときに一番早く理想の体型に近づけることができるでしょう。


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