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書籍出版のお知らせ「法人成りを自分で簡易シミュレーションするための3ステップ」

kindle電子書籍にて、新たに書籍を出版することになりました。

法人成りを自分で簡易シミュレーションするための3ステップ
-高い税金と国民健康保険に悩む個人事業主のための最適化戦略-」

kindle unlimitedに加入されている方であれば無料で読むことができます。

ペーパーバック版については、準備が整い次第リリース予定です。

■書籍の内容と対象者

今回は個人事業主向けの書籍です。

①個人事業(現状維持)と②法人(法人成り後)という2つの選択肢を提示し、ご自身に合った方法がどちらか(具体的にいくら変わるのか)を簡易診断することを目的としています。

専用のExcel計算シートと連動して、「25項目の質問に回答するだけで①個人事業(現状維持)と②法人(法人成り後)の五期分のシミュレーション結果が自動計算される」点が特長です。

各種の税金だけでなく、社会保険、法人特有の制度(社宅や出張手当ほか)やコストなど、基本的な要素は全て考慮された上で自動計算され、数字でシミレーション結果がわかるようになっています。

■書籍を出したきっかけと想い

これまで法人成りについて解説した書籍や動画はたくさんあります。

ただ、どれもメリット・デメリットの話に終始していたり、
難しい計算式が並んでいるものばかりな印象でした。

内容はわかりやすいが、結局自分がいくら変わるかがわからない。
もしくは、内容が難し過ぎてわからない。

個人事業主の方が一番欲しい情報は、
結局、自分の場合だと、何がいくら変わるの?
という部分だということに私は気付きました。

また、法人成りの目安については、
売上1000万や所得700万など専門家でもその意見が割れています。

全ての方にフィットする枕など存在しないのと同じように、
結局のところ目安は目安でしかなく、
各人のケースで個別具体的に当てはめてみなければ、
答えは出ないのです。

ただ、その計算は、
税金だけでなく社会保険なども絡んで複雑です。

ならば、

専用のExcelシートにいくつかの項目を入力してもらうことで、
簡易的にでも自分の場合に何がいくら変わるのかがシミレーションができるものがあっても良いのではないか?

これがこの書籍を出そうと思ったきっかけです。

専門家に頼むにしても、
そのシミレーション結果を見てから判断すればよいわけで、
現状維持と法人成りどちらの立場にも偏らずに
公平な立場から書いたつもりです。

この書籍を通じて、
これまで興味関心はあっても
どこか近寄りがたい存在であった法人成りの論点を、
より身近なものとして感じてもらえたらと思います。 

■書籍の詳細

目次

はじめに

第一章 簡易診断ステップ①「 個人と法人のメリット・デメリットを比較する」
第1節 法人成りとは
第2節 個人事業と法人の違いを正確に理解する
第3節 「数字で見えやすい」論点の比較
(一)税金の比較
(ニ)社会保険の比較
第4節 「数字で見えにくい」論点の比較
(一)全般事項の比較
(二)税金の比較
(三)社会保険の比較
【コラム】第三の健康保険制度、組合の健康保険とは?
第二章 簡易診断ステップ②「個人と法人で具体的にシミュレーションを行う」
第1節 シミュレーションの手順
第2節 質問への回答(全25個)
第3節 シミュレーション結果の分析(個人事業と法人を各五期分=「数字で見えやすい部分」の結論)
(一)シミュレーション結果の見方
(二)条件を変えて分析してみよう
【参考】シミュレーションの仕組み
第4節 定性的な「数字で見えにくい部分」の項目も考慮に入れて、最終結論を出す
【コラム】役員報酬を決める際のポイント
第三章 簡易診断ステップ③「法人成りのスケジュールを明らかにし、実行する」
第1節 個人事業廃業のスケジュール
第2節 法人設立のスケジュール
第3節 会社名を決める際のポイント
第4節 法人設立日(個人事業廃業日)と決算月を決める際のポイント
第5節 資本金を決める際のポイント
第6節 本店所在地・納税地を決める際のポイント
第7節 社宅にする際のポイント
第8節 出張手当を出す際のポイント
【コラム】法人への資産・負債の引継ぎリストを作ろう
おわりに

購入の際の注意点

本書は、25個の質問に回答するだけで簡易シミュレーションできる点を特長に持つ内容のため、次の注意点につきご留意下さい。

注意点①:「既に」個人事業を営まれている「個人事業主の方向け」の内容となっています。
既に個人事業を主として営まれていて、数回(最低でも1回)は確定申告を行ったことのある個人事業主の方を読者として想定しています。
よって、下記の方は対象から外れてしまうため、ご利用はお控え下さい。
・これから開業をしようと考えている方(確定申告の基礎知識から学ぶ必要があるため)
・個人で不動産や株などの事業を行っている方(事業所得を前提に試算を組んでいるため)。
注意点②:「簡易」シミュレーションを「Excelを用いて」行うことを前提としています。
シミュレーションの条件設定の都合上、下記の方は対象から外れてしまうため、ご利用はお控え下さい。
・Excelが利用できる環境にない方(手計算ではシミュレーションが難しいため)
・60歳以上の方、大規模(資本金1,000万円超)又は特殊な法人をお考えの方(計算が複雑になるため)
・正確な試算をしたい方(税理士等の専門家に直接ご依頼下さい。)

「法人成りを自分で簡易シミュレーションするための3ステップ-高い税金と国民健康保険に悩む個人事業主のための最適化戦略-」


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