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2024年上半期買ってよかったものをざっと振り返ろう

2024年の半分が終了したらしい。

とりあえずで記事タイトルを決めたが、「買ってよかったもの」……と言うと買い物ばかりしているいけ好かないインフルエンサーみたいだ。

実際のところ僕は"購入"という形式に拘泥する必要は全くないと思っているので、「買い物」だけじゃなくて今年1月からお金や時間をかけたもので特によかったと思えるものを発表していこう。

だって、人は金銭の束縛から解放されるべきだから。


映画部門

勿論『トラペジウム』に決まっている。

一言で言えばアイドルを目指す少女の物語だが、物語の主眼は「アイドルを目指す」ではなく「目指す少女」の方である。まずこれが最高。

人は何かに一生懸命である時、何かを一心不乱に目指す時、それが間違っていることだとは思わない。そう思ってしまったら、走れないから。

夢を追いかけて走るってそういうことでしょ?というキャラクターへのカウンターがあまりにも気持ちのいい納得と共に訪れる今年最高の映画。

TVアニメ部門

僕が今更言うことでもないが、『ガールズバンドクライ』は観た方がいい。

僕は周囲のオタクに比べると結構落ち着いて観られている気もするけど、井芹仁菜が寂しそうな顔をしているとすぐに心の内のナランチャが「井芹仁菜の腕のキズはオレのキズだ!!」って叫び出す。

でも真剣にお付き合いを考えるなら、安和すばるさんがいいよね。

あとこっちは放送中なのでノミネート作品ではないんだけど『わんだふるぷりきゅあ』が滅茶苦茶に面白い。

どんなトラブルが起きても無限にバカバカしい方向に話が転がっていくのに、決してふざけているわけではない。頭の良い人にしか描けないバカアニメだ。

これが日曜の朝に放送されていることの安心感が凄い。大好き。

漫画部門

漫画部門は『バード-砂漠の勝負師』。

突然昔の漫画になって申し訳ないが、これが滅茶苦茶に面白かった。

麻雀で全てを決める裏稼業同士の対決……といういかにも麻雀漫画っぽい出だしなのだが、この漫画の凄いところは敵キャラの存在感だ。

この2ページに渡って映る一見冴えない太ったおじさんが敵のイカサマ師なのだが、モノローグがあり得ないぐらいカッコいい

いやでも俺は麻雀よくわかんないからいいか……と思うかもしれないが、この漫画はとにかく主人公と敵の強烈なキャラクター性で進んでいくので麻雀とかわかんなくても問題ないし、仮に麻雀ではなく架空のゲームが舞台だったとしてもこの漫画は面白い。

っていうか現に僕はこの漫画を読み終えた後でも麻雀のルールはよくわかっていない。でも面白いんだから仕方ないじゃん

エンタメ部門

ラブライブの歴史を作ってきたのは、アニメやゲームだけではありませんよ~!」と石丸謙二郎ばりにオタクに言い張りたい時が来る。

そう思って観に行ったミュージカルでのラブライブ『スクールアイドルミュージカル』だったが、これが大正解の選択だった。

舞台は完全にシリーズから独立した世界観で、何も知らなくても楽しめる。

学校代表を決めるラブライブという形式から、じゃあ二つの学園を同時に舞台にしちゃえばいいじゃん!という方向性の拡大がミュージカルによってすんなり入ってくる気持ち良さ。

そして何より理事長同士の百合ドラマが凄い。なんか理事長も普通に歌うし。

ババア百合最高だぜ!」と騒ぎたいオタクは絶対に観た方が良い。

音楽部門

㋰責任集合体

これはYouTubeで手軽に見てもらえればわかる通り、アニメーションMVが滅茶苦茶に可愛い。そして凝っている。

音楽は詳しくないけどバックのベース?みたいなものが気持ち良くてずっと聴いてしまう。

楽曲の歌詞もインターネットをよく見ているオタクには何かしら感じるものがあるではないか、そういう意味で新しいアングラボカロソングってこういうのなのかもなとか勝手に思う。

グルメ部門

くら寿司の『えびブロッコリー』(240円)。

僕は海老が好きだ。エビマヨとかエビフライとか、そういう子供が好きなものがいつまで経っても好きだ。

中でも最近食ったこれは格別と言っていい。

エビマヨとブロッコリーの相性の良さはエビ好きなら誰でもわかると思うが、それに加えてなんか知らん美味いタレがかかっていて美味い。

一度くら寿司でえびブロッコリーしか頼まない日を作ってもいいと思うぐらいには、美味い。

アイドルマスターシャイニーカラーズ部門

この記事のサムネイルにしておいて何を今更と思うだろうが、ここは勿論『アイドルマスター シャイニーカラーズ 事務的光空記録』、通称ジムシャニだ。

もうこの漫画は凄いとか、演出が上手いとか、そういうことを僕がいくら語ったところで実際の凄さに比べたらチープになってしまうのがわかりきっている。だから好きなページを少しだけ貼っておく。

第3話「3rd page : Little sister, the sky is falling…」より、姉という在り方に悩む大崎甜花へ語り掛けるはづきの一言。

七草はづきを「姉」という視点で切り取る、見事な構成だ。

第5.5話「5.5th page : Canned Heat」より、アイドルではない七草にちかを語るプロデューサーと、妹が内に何を抱えているのかに気付いていた七草はづき。

はづきの妹である七草にちかがずっと幼い頃の想いや憧れを胸に抱き続けている子供である、ということは原作の時点である程度語られている部分だが、それをずっしりと重い黒で見せるページの存在感は漫画でしか得られない。

ちなみにジムシャニはサンデーうぇぶり上だと有料公開になっている話数もあるが、実は公式Twitter上でほぼ全て上げられているのでいつでも無料で読める。

次に来るマンガweb部門、よければジムシャニにも票を入れてあげてね。

上半期総括

悪いことはいっぱいあったが、こうして書き出してみると良いこともそれなりにあった。

noteという場に限って言えば、なんかしれっと書いたシャニマスの記事が結構な人に読まれたのは嬉しかった。

この記事は日曜日にスカイツリーに遊びに行った時、ポケモンセンターのポケモンメザスタで遊んでいるチビッ子を見て「僕もスカイツリーで迷子になった挙句迷子のボクくんを心配してくれる甘奈お姉ちゃんの柔らかな手を振り切ってポケモンメザスタやりたいな……」と思って一晩で書いたのだが、かなりの反響があって嬉しかった。

今までは合同ライブやミリアニなど、シャニマスの話だけではない記事がそれなりにウケたことはあれど、最初から最後までシャニマスの話だけしてる記事がトレンドに載るぐらい拡散されたのは割と真面目に嬉しかった。

なんだ、意外とみんなシャニマス好きなんじゃん、みたいな。

僕はnoteを書く、となるとどうしても「ちゃんとしたものを書かないと……!」みたいな意気込みをしがちなので、たまにはこういう短い記事も悪くないだろう。

そういうわけで、下半期はもっといい振り返りができるように頑張りたいね。

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