アクセス_早い

アクセス時間と観客動員数の関係性

 今回は、学生時代に、Jリーグや各クラブの取り組みについて分析する中で、アクセス時間は観客動員数に影響するかどうか疑問に思い、その問いに対する答えを導き出そうと考えて、書いたものです。長い(笑)。


 例えば、成績が振るわなかったとしても、アクセス時間が短ければ観戦を続けるのか。また、成績が良くてもアクセス時間(片道)が長いと観戦を控えてしまうのか。

 このような結果になるかどうかをJリーグが公式に発表している観戦者調査の結果からスタジアムへのアクセス時間に関するデータを用いて分析しました。そこで、スタジアムまでのアクセス時間(片道)の短いクラブ、長いクラブを各上位5クラブずつ記し、前年と比較したクラブの順位と平均観客動員数も用いながら説明します!ここでは2017年のデータを使用しております。(参照元:Jリーグ,2017p.47-49)

平均アクセス時間の短いクラブ上位5クラブ

アクセス 早い

  FC岐阜に関して、94.1%のサポーターが活動区域内から観戦に来ている。
居住地の上位3市区群町村は岐阜市54.3%、各務原市12.9%、大垣市5.9%である。
 さらにツエーゲン金沢、ヴァンフォーレ甲府、湘南ベルマーレ、ロアッソ熊本の4チームも活動区域内から観戦に訪れるサポーターが90%以上であった。そのため、平均アクセス時間が短いという結果になったといえる。
 湘南ベルマーレは前年にJ2へ降格してしまったため、平均観客動員数が下がったが、他のクラブは上がっており、なかでもFC岐阜とロアッソ熊本は1000人以上増えている成績が良かったとはいえない状況の中でこのような結果になったのは平均アクセス時間の短さも1つの要因として考えられる。

平均アクセス時間の長いクラブ上位5クラブ

アクセス 遠い

 鹿島アントラーズのサポーターのうち、45.4%は鹿島アントラーズの活動区域外から観戦に来ている。居住地に関しては、上位3市区群町村が水戸市6.0%、鹿嶋市6.0%、神栖市4.9%である。
 東京ヴェルディに関しても、47.9%のサポーターが活動区域外から観戦に来ている。居住地に関しては、上位3市区群町村が八王子市4.6%、稲城市4.6%、府中市4.3%である。
 そのため必然的にアクセス時間が他クラブに比べて長い傾向にあることがわかる。
 J2でシーズン開幕を迎えなければならなくなった名古屋グランパスは平均観客動員数が2000人以上減少してしまったが、他のチームは多少の増減があるだけで、平均アクセス時間が関連するような数値にはならなかった。
 

結論と雑感

 観客動員数の増減はアクセスも1要素として考えられるが、チームの戦績ほどの影響力はないように思えた。

 ただ、このように仮設を立てて、ああでもない、こうでもないと考えるのが結構楽しいんですよね(笑)

 熱いサポーターの方々はどんなに遠かろうが、応援に駆けつけると思いますし!!(笑)

 ツイッターもやっているのでフォローしていただけると嬉しいです!

 コメントやいいね、RTして頂けると嬉しいです!

最後までお読み頂きありがとうございます!ツイッターでコメント頂けると嬉しいです!