平成で1番面白いゲームと僕
1発目のレビュー記事何にしようと、あれこれ悩んだのですが、少し前に自己紹介におあつらえ向きのゲームをクリアしたので、書いていきます。
みなさん、
クロノ・トリガー知ってますか?
ゲーム好きな方にとっては今更感満載ですし、ゲームにそんなに興味ない方でも名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?今から25年前の1995年にスクウェアから発売されたタイトルですが、リアタイ世代はもちろん今の若者にもファンがたくさんいる幅広い世代が楽しんだ作品だと思います。
あらすじはこんな感じで、ざっくりいうと過去と未来を行き来するRPGです。
ガルディア王国建国1000年のお祭りでにぎわう「リーネ広場」の一角。
主人公の少年「クロノ」はひょんなことから「マール」と名乗る一人の少女と出会う。
一緒にお祭りを回ることになった二人はクロノの幼馴染「ルッカ」が発明した物質転送マシン「テレポッド」を見物することに。
しかしテレポッドは暴走し、好奇心から実験台となったマールは次元の穴に消えてしまう。
マールが残したペンダントを手に、次元の穴へと彼女を追いかけるクロノが辿り着いた先は400年前の世界だった…。 (引用元) https://www.jp.square-enix.com/chronotrigger/sp/
(引用元)スクウェア・エニックス公式YouTubeチャンネルより
スタッフは『ファイナルファンタジーシリーズ』の坂口博信氏、『ドラゴンクエストシリーズ』の堀井雄二氏、さらにドラゴンボールの鳥山明氏がキャラデザ…平たくいえばFFとドラクエが夢のコラボってことです。もうどこをどう切りとっても勝利が約束された超ドリームプロジェクト。
ファミ通の“平成のゲーム 最高の1本”企画で堂々の1位に選ばれた説明不要の超傑作RPG。FF、ドラクエシリーズを遊んできた人間なら確実に避けては通れない稀代の名作、そうそれが『クロノ・トリガー』。。
■ドラクエと僕
僕が少年時代から今日に至るまで、ずっとやっているゲームシリーズがあります。それが『ドラゴンクエスト』。10以外は初代から11Sまでレベルカンストまでやり込んでるんですが、特に好きなのが5です。子供の頃から無限に周回していますし、未だにフローラを選ぶ奴は心底人でなしだと思っています。親から子へ、子々孫々と続く壮大な物語が好きなのもこの作品がきっかけだと思います。
とまあこんな感じで子供の頃からドラクエをやって、たまにFFにも手を出して(4.7.8.10.12.13.15くらいはやりました)とバリバリのスクエニ大好きキッズだったわけなんですが、『クロノ・トリガー』だけは手が出せずにいました。
それはなぜか…ずばり期待値がデカすぎたからです!!
こんな約束されたビッグタイトル面白いに決まってるだろ!!いや、とはいえ25年前のゲームだ、感覚的に合わない可能性も…だとしたらショックがデカすぎる。いやいや自分を信じろ。俺はドラクエの全モンスターの初出演タイトルを答えられる男だぞ!?(ガチです)といった具合にドラクエ愛ゆえにあれこれ理由をつけて逃げていました。
■自粛期間と僕
新型コロナウィルスに伴う緊急事態宣言の結果、勤めてる会社が完全にテレワーク体制になり、社会人になって最も暇な2ヶ月間を過ごしました。その間にここぞとばかりにゲームをやりました。あつ森、モンハン、バイオRE3、KH3、SEKIRO、デススト、FF7R、FF8リマスター…あらかた片付けて満足したかに思えましたが、たまたま見つけてしまったのです。App Storeでクロノ・トリガーのiOS版をッッッ!!
そしてついにこの作品と向き合います。ダウンロードし、いざ冒険の旅へ…緊張するぜ…
■ここが凄いぞ!クロノ・トリガー
結論からお伝えすると、クロノ・トリガーは超ドンピシャさいこー神ゲーでした。そらそうだ。面白くないわけがない。めちゃくちゃ楽しみました。
ということでここからはクロノ・トリガーの個人的推しポイントをご紹介!ちなみに竜の聖域はクリアしてエンディングも見ましたが次元の狭間は未クリアです。やり込んだとは言い難いですが参考までに。
①BGMが完璧
もうなんと言ってもこれです。BGMがヤバすぎます。ゲームデザインやキャラデザを語る前にまずこれが来てしまうくらい素晴らしいです。
特にワールドマップを移動中に流れる「風の憧憬」という曲がかなり印象的です。クロノ・トリガーはあらすじにもある通り、過去と未来を行き来する話なのですが、ど派手なSF!って感じではなく全体的に哀愁が漂っているというか少ししんみりとしたトーンなんですね。そのトーンを決定付けているのがこの曲です。たった1曲なんですが、この曲が作品を牽引してるんですよね。
(引用元)スクウェア・エニックス公式YouTubeチャンネルより※01:05〜あたりから「風の憧憬」が流れます
昔、どっかの誰かが「偉大な作品には偉大なBGMが付き物だ」みたいなことを言っていた気がするのですが、間違いなくそれに該当するなと思いました。ゲーム史に残るBGMの一つだと思います。
②キャラ設計が完璧
元々、「鳥山ワールドを再現する」という企画から出発した『クロノ・トリガー』。鳥山キャラデザとキャラ設計の親和性が尋常ではありません。
主人公クロノとその仲間は同じ時代の人間ばかりではなく、未来、現代、中世、古代、原始時代で出会った連中です。現代で出会うヒロインのマールは父であるガルディア王と関係に悩んでいたり、幼なじみのルッカは幼い頃、母の身に起こった悲劇がトラウマだったり、中世では呪いによってカエルの姿に帰られた剣士と、未来では廃棄予定だったロボットと、原始時代では種族間の争いに頭を悩ませている女戦士と…と言った具合で、みなそれぞれ事情や悩みを抱えた人物ばかりなのですが、どことなく少し抜けてて親しみがあるんですよね。これはFFの登場人物にも感じることですが、めちゃくちゃ重大な局面なのに彼らってあんまり深刻な感じがしなくないですか?深刻になりすぎないというか、間が抜けてるというか。その感じがキャラデザとドンピシャでハマっているので、登場人物の全員が愛すべきキャラクターに仕上がっています。特にルッカの母との過去エピソードとロボの滅私奉公精神爆裂エピソードは思わず胸が熱くなる内容でして、実際に体験することで彼らをより好きになることができるはず!!思い出しただけでも、うわー!!ってなります(これからプレイする人は「LALA」というワードを絶対に忘れないでくれ!!)
③ドラクエ、FFの良いとこ取り
結局これに尽きるかもしれません。ドラクエとFFの良いとこ取りなんです。
僕はドラクエもFFもそれぞれ好きな部分があるのですが、
ドラクエは
・主人公が喋らないから自己投影しやすい
・愛らしいキャラデザ
・レベリングの手軽さと適切な難易度設計
FFは
・単純なターン性バトルではない
・基本的にはシリアス展開だがポップさも忘れていない
と言ったところかなと思っているのですが、漏れなく全部入りです。
そんなことあります?多くのゲームユーザーに愛されるのも納得なんです。
まあ欲をいえばもう少し育成システムに幅があればなお良かったかなと思うくらいです。
長々と書きましたが、ざっとこんな感じです。
細かい部分に言及すれば他にもたくさんあるのですが、キリがないのでこの辺りで。平成で一番面白いゲームは本当に面白かったぞ!!!と言う話でした。未プレイの方は是非。今ならアプリ版とSTEAM版が手頃だ!!
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