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紅葉狩り(もみじがり)は何する?意味や由来・楽しみ方

紅葉狩り(もみじがり)とは、食べるわけでもないのになぜ“狩り”なのでしょう。
その意味や由来は?
英語ではなんていうの?
この記事では紅葉狩りの意味の解説や、シチュエーションごとの楽しみ方、お伝えします。

紅葉狩り[もみじがり]の意味

紅葉狩りとは、野山に出かけて紅葉を楽しむこと。
読み方は「もみじがり」です。

本来は「こうようがり」ではないのでご注意を。
「紅葉」だけなら「こうよう」とも読むのですが、うしろに「狩り」が付いた場合はもみじがり

鎌倉時代の短歌にも登場するほど古くからある言葉です。

狩りといっても、実際にポキポキ折ったりするわけではありません。
野山に出かける」というところがポイント。

英語では何というのでしょう?

ヨーロッパは木の種類や気候の関係で、真っ赤に色づく紅葉が少なく
(黄色く枯れるイメージ)、わざわざ紅葉を見に出かける習慣があまりないのだとか。

なので、これという決まった言い回しがなく、シンプルに「○○を見に行く」という意味で、「メイプル・ビューイング」などと言います。
○○の部分は「フォール・カラーズ(秋の色)」、「オータム・リーブズ(秋の葉)」という表現もあります。

なぜ「狩り」というの?言葉の由来

どうして狩りなのかというと、「野山に分け入って、季節の恵みを探し求める」ことを、広く狩りと呼んだから。
潮干狩り・きのこ狩り・ほたる狩りなどがそうですね。

平安時代には「桜狩り」という言葉もありました(宇津保物語)。
当時はソメイヨシノはなく、自然の山桜。野山に分け入って自然のものを探すときは“狩り”だったのです。

桜の場合、人里で栽培されたのものを観賞するときは「花見」に変わっていきました。
つまり紅葉狩りとは、大自然そのままを味わう行事といえそうです。

そんな紅葉狩りの楽しみ方を、シチュエーションごとに見ていきましょう!

渓谷美に映える紅葉を楽しむ

紅葉する植物の中でも、カエデ(モミジ)は乾燥しすぎない場所を好みます。
渓谷沿いはぴったりの環境。
日当たりのいい角度だと色付きも良くなります。

サラサラと流れる渓流の上に大きく枝を張り出す姿は、典型的な紅葉美のひとつ。
遊歩道が整備された名所も多いので、自分だけの構図を発見できるかも。

寺社・庭園で紅葉の和心に触れる

庭園の紅葉も美しいもの。
すみずみまで手入れされた空間に、周囲と調和しながらモミジが色付く姿は和の美意識を感じさせます。

紅葉の時期は特別拝観を行っていたり、夜間のライトアップをしている庭園もあるので狙い目。
朝一番に訪れて、凜とした空気に触れるのもいいですね。

紅葉名所近くの温泉でゆったり

温泉と紅葉…何てぜいたくなんでしょうか。
露天風呂なら最高のひとときを過ごせそう。

空気もひんやりとしてくる季節、温かい温泉はきっと日頃のストレスをいやしてくれるはず。
祝日も多い時期なので、今から旅の計画を練るのも楽しそうですね。

アクティブ派は登山で紅葉狩り

山で見る紅葉は、タイミングに恵まれれば、一生忘れられないような絶景に出会えるはず。

低地で紅葉するのはカエデやイチョウが代表的ですが、高い山ではナナママド(赤)、ダケカンバ(黄)、ヤマウルシ(赤)など。季節が早いのも特徴です。

秋の公園で紅葉ピクニック

ベストタイミイングを狙えて、天気のいい日も選べるなど、気軽に出かけられるのはやっぱり身近な公園。
イチョウ並木もよくありますね。

都市公園なら公共交通機関で行けるのも魅力。近くのカフェやパン屋さんで、ランチをテイクアウトするのもおすすめ。

また、全国に17カ所ある国営公園に出かけてみるのもいいかも。

広々としていて、四季折々の花も手入れされています。
紅葉と一緒に秋の植物にも触れてみましょう。




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