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期待しないなんて無理なの

私はこの春から大学4年生。

最終選考で落ちた。

2500人の中から最終面接の場に辿り着き、面接でも手応えを感じた。

最終面接の2日後のお食事会では、同じく最終面接を受けた、将来同期になるであろう数人とInstagramを交換した。

お食事会まで誘ってて、同期に合わせてて、採用部の方とたくさんお話しして、採用部長に名前を覚えていただいてて。

絶対に受かった

自身に満ち溢れて会場を後にした。
車で迎えに来てくれた父とは普段は会話を弾ませないが、この日ばかりは内定をもらって関東に住んで、初の一人暮らしを楽しむんだと、たくさんウキウキというか、浮かれて話した。
父は福岡で事務した方がいいぞーっていうけれど、聞く耳も持たず、たくさん話を聞かせた。
父はただ黙って運転してくれた。

結果は1週間か1週間半かかると言われていたが、私以外の人は1週間と言われたと知り、1週間は説明会に行く意味が見出せずキャンセルして、関東での1人暮らしを想像しては胸を躍らせた。

だが、1週間経っても連絡は来ず、私はお買い物を楽しんでいた。(実際、絶対に合格で就活を終わらせる気満々で、髪色とか探してた)

欲しい服を見つけ、在庫を探しに行った店員を待っていた時、メールが来た。
すごくドキドキした。
合格を確信していたため、にやけが止まらなかった。

お会計を済ませ、ベンチでメールを開く。

採用を見送らせていただきます。
お時間を割いていただきありがとうございました。ますますのご活躍をお祈りしています。

信じられなかった。
何度も、何度も繰り返し文章を読んだ。
本当に私宛なのか、これでもう終わりなのか。

何度読んでも結果は変わらず不合格

涙と鼻水が止まらず、トイレに駆け込んだ。

それから1日経った今も立ち直れず、涙を垂らしている。いつ枯れてくれるのだろう。泣いても泣いても止まらない。
この企業ほどワクワクし、自分が活躍できると思える企業に出会える気がしない。

今、こうやって文章にしてやっと落ち着いてきた。でも落ち着いただけで、振り出しに戻った就活をまた始める元気がない。また、思い出して絶対に泣いてしまう。

私は泣くことを悪いことだと考えている。悔しいから涙が出るのだけど、もうどうにもならない運命、泣いたところで変わらない。前を見て次に行かなきゃならない。何悲劇のヒロインぶってるんだ私。

また1からの就活。夏から1人で合説に行って頑張ってたのに。これじゃあ普通に今年から就活始めてよかったじゃん。

気づいたことがある。
私は人より優位な立場でいたい。そして、現実逃避のために前向きに考えすぎる。そして、周りを気にしすぎる。

これ以上自分に向き合いたくないや。
ここでおしまい

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