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柿の種

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2023年7月の記事一覧

冗談は待ち合わせ

2023年7月31日(月)朝の6:00になりました。 冗談は、しばしば真実を伝える手段として役に立つ。 どうも、高倉大希です。 「名前」という言葉の由来は、英語の「name」だと言われています。 「m」の後ろに「a」を入れたら「namae」になります。 逆に、「slowly」の由来は「そろーり」という日本語です。 言語というものは、文化交流が行われる度に影響し合うものなのです。 冗談をかますときには、ほんのすこしの不安が生じます。 冗談だと気づいてもらえなかっ

知識がないから「おもしろい」と思えない

2023年7月30日(日)朝の6:00になりました。 常識と非常識がぶつかたときに、イノベーションが生まれる。 どうも、高倉大希です。 音楽に造詣が深くなくとも、音楽を楽しむことはできます。 医療関係者ではなくとも、医療関係のドラマを楽しむことはできます。 多くの作品は、知識がなくても楽しめるようにできています。 コード進行に関する知識があれば、その曲を構造的に捉えることができます。 病院での勤務経験があれば、その脚本の再現度を判断することができます。 知識が

礼儀正しすぎても困る

2023年7月29日(土)朝の6:00になりました。 子曰く、君に事うるに礼を尽せば、人は以て諂いとなすなり。 どうも、高倉大希です。 わざわざこちらの記事にアクセスしていただき、誠にありがとうございます。 みなさまの貴重なお時間をいただけることを、大変ありがたく思います。 すこしでもそのご期待に応えられる内容となるよう、尽力する所存でございます。 拙筆にお付き合いいただけることに、心より感謝申し上げます。 短い時間となりますが、何卒よろしくお願い致します。

うまいこと言おうとしたときほど

2023年7月28日(金)朝の6:00になりました。 禅智内供の鼻と云えば、池の尾で知らない者はない。 どうも、高倉大希です。 こうして毎日書いていると、うまいこと言いたくなるタイミングがやってきます。 ちょっと引っ掛けて、読者をふふふと笑わせてやろうとか。 文脈の中に、あえてちょっと詩的な表現を混ぜてやろうとか。 そんな文章ほど、あとで読み返したときにとても恥ずかしい気持ちになります。 恥ずかしいだけで済むのなら、まだましなのかもしれません。 恥ずかしいをと

調べもせずに何を言う

2023年7月26日(木)朝の6:00になりました。 第3位:グリコ とろ〜りクリーム on プリン 第2位:メイトーのなめらかプリン 第1位:森永 牛乳プリン どうも、高倉大希です。 B型には、変わり者が多いらしい。 お金持ちは、みんな性格がわるいらしい。 よい大学に行けば、よい会社に入れるらしい。 この国は、財政破綻のピンチらしい。 見たいものを見て、聞きたいことを聞く。 わたしたちは、自分にとって都合がよいことを信じます。 いまの自分が納得できれば、な

ウニがおいしいと思えるくらい大人になった

2023年7月26日(水)朝の6:00になりました。 三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知る。 どうも、高倉大希です。 ウニがおいしいと思えるくらいには、もう大人です。 揚げものが胃にもたれるくらいには、もう大人です。 お寿司屋さんで光ものを注文するくらいには、もう大人です。 隣の人のグラスが空いていたらビールを注げるくらいには、もう大人です。 ゴーヤのおいしさがわからないくらいには、まだ子どもです。 替え玉も余裕で食べ切れるくらいには、まだ子

わかりたがり

2023年7月25日(火)朝の6:00になりました。 小さな谷川の底を写した、二枚の青い幻灯です。 どうも、高倉大希です。 小学6年生の教科書に、宮沢賢治の『やまなし』という作品が載っています。 「かぷかぷ笑う」でおなじみの「クラムボン」が登場する作品です。 『やまなし』の授業で、先生から必ず投げかけられるのが「クラムボンってなんだと思う?」という問いです。 「泡のことを指しているんじゃないか」とか「蟹の仲間なんじゃないか」とか。 子どもたちは、口々に答えます。

心配性というシミュレーション能力

2023年7月24日(月)朝の6:00になりました。 涙流してりゃ悲しいか。心なんて一生不安さ。 どうも、高倉大希です。 何ごとにおいても、悲観的に計画を立てることは大切です。 懸念に先まわりすることで、準備のクオリティが上がります。 これを天然でできるのが、いわゆる「心配性」の人たちです。 悲観的な想像を、つね日頃から実行しているというわけです。 チームの中で、「心配性」は大きな力を発揮します。 いち早く危険を察知し、全員がそろって落とし穴にはまることを防ぎ

生活に役立つのはいちばん最後

2023年7月23日(日)朝の6:00になりました。 本日、10万59歳の誕生日を迎えました。閣下の1個下です。 どうも、高倉大希です。 COMME des GARÇONSが、日本のブランドだということを知りませんでした。 1000円のTシャツが、当たり前ではないということも知りませんでした。 服を好きになるまで、ファッションに関してはまったくの無知でした。 コレクションブランドは、年に2回新作を発表します。 「SS = Spring / Summer」と「AW

「YES」と言われるつまらなさ

2023年7月22日(土)朝の6:00になりました。 想像しなさい。千の太陽がいっぺんに空にあるところを。 どうも、高倉大希です。 役職が上がると、まわりにイエスマンが増える。 これはもはや、必然的に起こることなのだろうなと思います。 もしかすると、そんな環境を心地よく感じている上役もいるのかもしれません。 どんな意見を出したとしても、「よいですね」と言われる。 どんなギャグをかましたとしても、「おもしろいですね」と言われる。 はたして、このような環境に安住す

奥が深いから挫折ができる

2023年7月21日(金)朝の6:00になりました。 気がつけば、毎朝投稿をはじめてちょうど202本目の記事になりました。 どうも、高倉大希です。 むかしから、本を読むことが好きでした。 もちろん、小説家になりたいと思ったこともあります。 ところが、いまはこれっぽっちも思いません。 なぜなら、J.D.サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』を読んだからです。 むかしから、音楽を聴くことが好きでした。 もちろん、音楽家になりたいと思ったこともあります。 ところが

トラブルは新しさの証拠

2023年7月4日(火)朝の6:00になりました。 ちょうど1年前にこの道を通った夜、昨日のことのように今はっきりと思い出す。 どうも、高倉大希です。 トラブルには、ふたつあります。 ひとつは、未然に防止することができたはずのトラブル。 もうひとつは、いまの実力では防ぎようがなかったトラブルです。 新しいことに取り組んでいる限り、必ずトラブルは起こります。 いまの自分よりも、すこし先に手を伸ばそうとしているからです。 だからこそ、防止できたはずのトラブルが起こ

書くこと、撮ること

2023年7月20日(木)朝の6:00になりました。 固まって待ったシャッター、レンズの前で並んで。 どうも、高倉大希です。 数年前に、X1 という LEICA のコンデジを買いました。 プロダクト自体が発売されたのは2010年2月20日、10年以上前のカメラです。 シャッタースピードがびっくりするくらい遅くて、動いているものは撮れません。 画質も大してよくないし、ズーム機能もありません。 それでも、買ってよかったと思います。 毎日のように持ち歩き、いろいろな

勉強して黙らせる

2023年7月19日(水)朝の6:00になりました。 6:00がズレるときは、Twitterでお知らせします。 どうも、高倉大希です。 二次関数なんて役に立たない。 一生日本に住むつもりだから、英語なんて学ぶ必要がない。 高校生たちと過ごしていると、こんな言葉を耳にします。 自分が高校生だったころも、きっとおなじように思っていました。 それでも勉強を、がんばりました。 なぜなら、勉強で結果を出しさえすれば、大人を黙らせることができたからです。 宿題さえ終わら