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海外で妊活:コロナと妊活の狭間で

相変わらず基礎体温に惑わされながら自己流タイミング法を続けているItsukiです。本日、D35、生理来ない。しかし昨日から体温は低い。この国で婦人科にかかったことがなく、言葉も通じないため、こういう体の変調が起こった時にすぐに相談できる人が近くにおらず、悶々としながら日々過ごしています。

さて、日本や他国より少し遅れて、この国でもコロナウィルスが猛威を奮いはじめました。他国に比べて感染者の数の上では少ないものの、人口が少ないので感染率で考えると決して低いとは言い切れません。学校は閉校、ショッピングセンターやレストランは閉鎖。空いているスーパーや薬局も、厳戒態勢を敷いています。ずっと妊娠したかったはずなのに、「今この状況でもし妊娠したら、私はどうなってしまうんだろう」という新しい不安が頭をよぎるようになりました。

不妊治療患者をとことん追い込むコロナ野郎

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日本では、妊婦がコロナを重症化させる可能性が指摘されたり、コロナにかかった場合の治療薬が妊婦には使用できないことなどから、今妊娠するべきではないと警鐘を鳴らす声が聞こえてきます。

日本赤十字社HPより抜粋
国内での COVID-19 感染の急速な拡大の危険性がなくなるまで、あるいは妊娠時に使用できる COVID-19 予防薬や治療薬が開発されるまでを目安として、不妊治療の延期を選択肢として患者さんに提示していただくよう推奨いたします。

って簡単にサラッと言いますけど赤十字さん・・・。
不妊治療や独自の妊活をしている私たちは、ただでさえ年齢的・経済的に追い込まれているんです。そのような中、さらなる追い打ちをかけられることになってしまいました。

もちろん、誰が悪いわけでもなく、コロナが1番の悪なのです。しかし、不妊治療をしている妊活さんたちの中には、人工授精のタイミングだったり、体外受精の予定をすでに組まれていた方もいるでしょう。そう頻繁にあるわけではないこの1回のチャンスを逃すことがどれだけ精神的苦痛になるかを考えるだけで胸が張り裂けそうだし、この怒りをどこに誰にぶつけたら良いのかわからないことが、さらにストレスになります。

この時期、日本で不妊治療を継続していて、もし治療の延期を促されたら、私は発狂していたかもしれません。そして絶対にこう言うでしょう。
「治療を継続してください!」と・・。

私たち夫婦の決断:変わらず自然に任せよう

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日本におらず、さらに不妊治療に通っていない私たちは、誰に促されることもなく、全ては自分たちの判断になります。夫婦でも話しましたが、やはり継続して妊活を続けることにしました。おそらくこれは良い判断とは言えないのでしょう。しかし、私たち夫婦は、1年間の不妊治療を辞めてこの国にきてから、「神様が1番私たちに合ったタイミングで与えてくださる」と信じて妊活に励んでいます。綺麗事に聞こえるかもしれませんが、「今じゃなければ今じゃないし、今なら今なんだ」と思っています。

もし今妊娠したら、今以上に外出自粛をし、今以上の細心の注意を払って生活していなければならないけど、そのストレスが妊娠の幸福に勝ることなんてないと思っています。赤ちゃんが欲しい。母になりたい。父親にならせてあげたい。両親に喜んでもらいたい。その思いが何よりも強いです。

私を含め、妊活さんたちは難しい判断を迫られている時だと思います。特に、都市部の大きな病院に通っていた方はなおさらです。自分たちの意思と、周りのアドバイスやお医者さんの言葉を上手く調整して、そして地域の感染の状況を鑑みて、自分達が納得のいく判断をしてもらいたいと思います。

こんな状況ですが、ベタな言葉を借りると「止まない雨はない」し、「いつか絶対に快晴がやってくる」。だから、追い込まれすぎずに、ストレスを溜めすぎずに、一緒に頑張りましょう。私たちは1人じゃないです。


Itsuki



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