食の脳汁。

ぼくは食べることが大好き。
実家の母の手料理が明らかに美味く、おかげで育ち盛りの時期毎日美味しいご飯をたくさん食べられた経験から「食べることは幸せ」という思考回路になれました。

マジで何作ってくれても美味くて、ハンバーグが好きになったのは母のおかげです。

しかしその後大学生となり上京して一人暮らしとなると自炊か外食しなければならなくなります。

たまに自炊しても母の味には到底及ばないしあまりの手間に怒りと母への大きなリスペが溢れます。

結局上京したことで基本は無数にある飯屋で済ます日々になりました。
ただ外食の日々が増えるにつれてお袋の味とは別にこの世には美味しいものはまだまだたくさんあるんだということを知り、食べることがさらに好きになり、僕は1日の食事の満足度をフルで終えないとその1日は何もしなかったのと同じと思うようになりました。

人生の長さは皆ほぼ同じです。
しかも食わなきゃ死にます。なら死ぬまでに少しでも美味しいもの食って死にたいです。

生きるために食うより最高に生きるために食う人生にしたいんです僕は。

だから僕はお腹が空いた時常に自分に問いかけてから飯屋に行くか自炊します。

「こってりしたものが食いたい?」
「あっさりしたものが食いたい?」
「甘辛いタレやソースの類がかかってるものが食いたい?」
「とにかく味噌汁とご飯が食べたい?」

このように自分に問いを何度も投げかけます。
そして問いかけながら舌の上で想像で食べ物を転がします。イマジナリーフードを味わうのです。
そこで少しでも脳汁が出た瞬間、イマジナリーでなくリアルフードが食べられるお店に即直行します。

だからお金があるのにツナと味噌汁とご飯だけの安上がりな日もあるし、金無いけどいきなりステーキのために新宿まで自転車でかっ飛ばしたりして一食に全力な日もあります。

時々この問いかけが足りない時があって、味噌ラーメン食いたいかもと思って外出たら急に頭に稲妻走って餃子の王将を思い出し餃子定食にプラン変更する時もあります。

問いかけすぎて流石にやりすぎたこともあります。

大学生の頃油そばにどハマりしすぎて真冬の深夜突然油そばのこと考えたら脳汁が溢れて、一駅離れた場所にある油そば屋にどうしても行きたくなり、外出たらしんしんと雪が降り、積雪10センチ程ある歩道なのかどうなのかすらわからない道をザクザクと徒歩7分のところを徒歩15分かけてまで食べに行ったことがありました。
その時の油そばのまあ美味しいこと。

どうしてもラーメン二郎が食べたくて突然お昼千葉の松戸まで1時間かけて突撃し2時間並び切り、食べ終えたこともあります。その高揚感と食べたいという夢から覚めた時の帰りのダルさたるや。

だからここまで一食に賭けてる僕からしたら食に興味ないという人間がいてひっくり返りそうになります。

相方の松下は食に興味が無いやつで、お腹が空いたらコンビニで赤飯とグラタンを腹に放り込んでました。食えりゃいいんでしょう。もぐもぐ味わってなかったです。あれは確実に放り込んでました。

みんなも食に脳汁ぶっ放す領域まで来てください。
それだけでも毎日楽しいですよ。


最後に実家の激ウマハンバーグを添えます。

中にチーズ入ってた。。。。。。


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