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THE 日記(1/1〜1/7)

一月一日
 俺の家で朝まで麻雀。そのあとワードバスケット。屋上に上がって初日の出を見る。寒い。スカジャンを着てぽんぽんのついたニット帽をかぶるという服装でみんなと駅まで歩く。公園の小高い丘の上に老人たちが集まっていて、初日の出を見ようとしていたので、老人たちに近付いて同じように眺めてみたけど何も見えない。うちの十階の屋上から見た方が圧倒的に綺麗だった。大学生の集団が俺の服装を見て笑う。全員ユナイテッドアローズみたいなの着てるお前らの方がつまんねえじゃん、殺すぞ、と思う。みんな見送って、帰宅。風呂。朝九時ぐらいに寝る。

一月二日
 体調悪い。

一月三日
 働く。疲れる。だけど久しぶりに体を動かして、満足な疲れ。風呂に入ったら元気になって、音楽をかけながら踊りまくる。

一月四日
 働く。昨日より疲れる。ヘロヘロで恋人の家に。恋人は既に熟睡していて、一人で風呂入って、元気になる。風呂に浸かるのは本当に大事。コンビニに行ってメシと煙草買って、食って吸う。本屋で手に入らない古本たちをアマゾンで頼む。YouTubeでなぜかメイウェザーのKO集を観て、メイウェザーのウィキペディアも読み込んでいたら朝の九時。寝る。

一月五日
 寝坊したかと思ったらしてなかった。働く。緊急事態宣言が出るかもしれない。時短に協力しない飲食店は名前を晒し上げるというカスみたいなスタイルで定まりそう。無能老人の集まり。全員死ね。恋人の家に帰宅。
 Mリーグ観る。二階堂亜紀が好き。強いから。『アブサロム、アブサロム!』を読む。凄すぎる。最近本読めないな……という気持ちを一瞬で吹き飛ばしてくれるような怒涛の百二十ページだった。いくら頑張ってもフォークナーには勝てない、と思う。勝てるか勝てないかで本を読む領域があって、そこの部分が完全に「負けです!」て言ってた。凄すぎる。『八月の光』を読んでた時は「わけわかんね」ぐらいにしか思ってなかったものが、今はどんぐらいこいつ(フォークナー)がやべえかがわかる。やばすぎる。出来事が湖だとして、さらにその核が湖の中心だとしたら、その辺りをずっとうろうろ歩いて、でもそれは無意味な散策というよりかは湖に入るための入念な準備のようなそういう動きで、いつのまにかそれはそのまま生身のままか小舟か知らんけど水に浸かっていた。しかもどんどん真ん中に向かって弧を描きながら近付いていく、そういう語りだった。不気味すぎる。昼の十二時まで起きてた。このまま夜まで行こうかと思ってたけど気絶。

一月六日
 起きて、一旦自宅に帰る。ゲオで借りてた『最後から二番目の恋』を返しに行く。マックを食って上島珈琲。『恥さらし』を読む。おもろい。北口の喫煙所で煙草吸いながらなぜか生配信して一人喋る。帰宅。ストファイ。ラグい。イライラする。相変わらず無敵技で割り込まれるのに弱い。ジャンプ大Pとかホールド大Kの後に後ろ下がりやる癖をつけたい。そっから派生してシミーの意識。

一月七日
 二千四百四十七人。最多。緊急事態宣言が発令。
 ぺっちゃんが押したインターホンの音で起きる。置き配で届いていたパストリーゼと本を持って入ってきてくれた。パストリーゼを詰め替える。掃除機かける。ゴミ捨て。ぺっしは隣の部屋で音楽を聴いている。アンジーが来る。恋人が来る。ぺっしが『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』を再生させる。観ながら話す。ポテサラが来る。全員分のオリジン弁当を買ってきてくれた。食べる。西邑とさよぴぃが来る。麻雀。東一からオーラスまでずっとイーシャンなのにテンパらない、みたいな苦しい試合が多くて、最後に清一色トイトイドラ3でテンパったのに上がれなかった。恋人は途中から寝ていた。みんな終電で帰る。駅まで歩く。公園が暗くて、真ん中に大きな木があった。何回も通ってるはずなのにこんなに大きいと思ってなかった。コンビニの前で別れて、帰宅。風呂貯める。浸かる。浸かりながら昔の格闘ゲーマー雪山人狼を観る。楽しい。食器洗う。コンビニ弁当食う。チャリの空気入れる。マンスフィールドの『幸福・園遊会』の最初の一編を読む。おもろい。『キイランド短編集』の最初の一編を読む。おもろい。『アブサロム、アブサロム!』の続きを読む。おもろい。

↓これはアンジーが撮った写真。初日の出。

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