見出し画像

THE 日記(6/11〜6/18)

六月十一日
 レイスでハンマーを獲りたいんだけど獲れない。撃ち合いが始まった時にどうしても目の前にいる敵よりも、そいつをカバーしてる奴を探してしまう傾向があって、それはストファイでコマ投げキャラをずっと使っていたから、読み合いの裏を取ろうとする癖からかもしれない。だから最前線を張るレイスが多分合ってない。

六月十二日
 撮影前に早起きしてオリンピックで小道具を買おうと思っていたけど全く起きれずに、みんながうちに到着。撮影開始。おもろかった。ぺっしと西上くんがオリジン弁当を買ってきてくれて、それを食う。外でも撮影。西上くんの足に蚊が二十匹ぐらい集まってきて、血まみれになっていた。撮影無事に終わらせて、新宿に。これをずっとやり続けてお金もらえたらどんなにええかね、と思った。
 スタジオに着いて中に入ると、「今から掃除するのでちょうどに来てもらっていいですか」と言われて、みんなで外で三十分待つ。特に話しもせず、ただただ待つ。みんなで家の壁を見たり空を見たり。こういう何かと何かの間にある時間の方が強烈に記憶に残る。
 撮影開始。バタバタと。楽しい。
 昼からずっと撮り続けて疲れ果てる。解散。帰宅して、風呂に入ったら一気に眠くなって、恋人の太ももにしがみついて爆睡。

六月十三日
 起きて銀座に行く。銀座シックスに入ってる蕎麦屋で昼メシ。熊本館に行ったらジューシーが置いてあってめちゃくちゃテンション上がる。小学校の運動会の練習期間中だけ帰りの会でオレンジジュースが配られて、それがいつも無茶苦茶うまかった。熊本だけの文化なのかもしれない。それがジューシー。新宿に行って但馬屋でコーヒー飲む。眠い。低気圧。
 atmosに行って色々靴履く。tailwindとskeptaのコラボの赤バージョンがあって、ダサいと格好良いの紙一重的なやつで、レベル高すぎて無理かもな、と思う。ヴェイパーマックスがイカつくて良かった。
 シネマカリテで『逃げた女』を観る。良かった。もうホン・サンスについては何も言えねえ。本当に凄い。

六月十四日
 バイトから帰ってくると恋人が「縄跳びしよう」と言って、「疲れとるけんせん」と応えたのに結局うちの前で笑いながら縄跳びをする彼女を見ていた。何が楽しいねん、と思いながらも、結構ハッピーアワーだな、とぼーっと眺めていた。楽しいから笑うんじゃなくて笑うから楽しいらしい。アランの『幸福論』やね、と思った。
 Apexやって、シャワー浴びて、映像の編集。フォトショに苦戦。

六月十五日
 乗ったバスがあまりにも猛スピードでビビる。スピルバーグの『激突!』を思い出す。
 不信任決議案が否決された。クソが。
 働き終わって、ずっと『一陽来復』を聴いてた。雨が降ってた。一回書き上げた『影分身と饅頭』を書き直していて、iPhoneのメモ帳で書いていくことにしたから、それを書きながら帰る。
 Apex。ハンマー獲れない。ムカつく。

六月十六日
 低気圧でなかなか起き上がれない。体がオミィ。
 西荻のフヅクエが火曜にオープンして忙しそうだ。
 働き疲れて帰宅して、恋人が泣きながら縄跳び。その模様をツイートするとなんかたくさんお気に入りがつく。

六月十七日
 吉祥寺に行ってぺっちゃんとSKITでスニーカーを見る。tailwindⅤがあって、skeptaとコラボしたやつと普通の黒と迷って黒の方を買う。かっこいい。ルノアールで煙草吸いながら話す。良い休日。HMVに行ったら舐達麻の『GODBREATH BUDDHACESS』のアナログがあって、三万円だった。無茶苦茶欲しいけど流石に無理。そのあとなんか路地裏の店でPro ClubのTシャツ買って帰る。

 くらいくらいの編集。疲れる。
 今日も恋人の縄跳びを見る。
 Apexの配信やる。まさかの配信中にハンマー獲った。ハンマーっていうのは2000ダメージ出すと貰えるバッジで、この一試合で2000ダメージっていうのがなんか一個のハードルみたいな、最初に目指す目標みたいなやつで、バンガロールでは獲ってるけどレイスでは獲ったことないからずっと獲りたかった。バンガロールとレイスっていうのはキャラの名前です。

 くっきーさんのYouTube観て寝る。後藤さんとブーツ作りに行く回でタバコ休憩中に「かっこいいバイク作ってましたね」て言う後藤さんのその言い方とか全体の間合いとかが本当にオフの姿という感じがして、芸人さんが刀を鞘に収めている時の格好良さが見えて良かった。凄い強い戦士が休憩している時のオーラみたいな。

六月十八日
 起きてすぐにくらいくらいの編集。休憩がてら西上くんとApex。すぐに編集に戻る。めちゃめちゃ編集やる。疲れる。外に出る。なんとなく新宿に。紀伊國屋で本いろいろ見て、「なんか、こう、頭ぶっとばしてくれるのが読みてえんだよな」と思う。物語を追うことの限界を感じる。短歌や哲学書の方がぶっとぶ今は。というか自分の書く文字が一番良い。書くという行為が一番頭ぶっとべる。なんも買わずにタイムス。タバコとアイスコーヒー。ハイデガー『存在と時間』を読む。凄い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?