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THE 日記(11/13〜11/18)

十一月十三日
 昼に起きて恋人と外に出る。晴れまくっていて寒い。フルーツタルト屋まで歩いてタルト買って、横にパン屋があったからパンも買う。スープも飲みたくなってきたからコンビニでスープを買い、帰って二人でめちゃめちゃ食う。羽毛布団の中でだらだら。だらだらできることに焦らなくなった。必要だと思ってだらだらしている。心のこもっただらだら。クイーンズギャンビットを観る。おもろい。不思議な、うまいのかヘタなのかわからん脚本。でもおもろいと思ってるってことは俺の想像を超える何かで書かれていることは確かだった。高円寺の上島珈琲でテッドチャン『息吹』を読む。おもろい。帰ってストファイ。中Pの重ねが甘い。あとラグってたらほぼ無理。

十一月十四日
 一年振りぐらいに早番で働く。楽しかった。ビルの屋上でANARCHY & BADSAIKUSH『GOLD DISK』を聴きながら煙草を吸う。
https://music.apple.com/jp/album/gold-disc-ep/1538649045
 京王新線で隣に座った小学生が幡ヶ谷で降りようと席を立つと何かが落ちて、「ん?」と思って見たら丸まった絆創膏だった。「なんだ絆創膏か」と思った。『アボカドの固さ』のLINEグループに前原さんから一枚の写真が送られてきていて、それはさよぴぃがバイトをしている写真で、エプロンをつけたさよぴぃが手を振っていた。良い写真。吉祥寺。ぺっちゃんちでおでん食う。みんなで酉の市。ぺっちゃんちに戻って手巻き寿司。ビールももらう。おいしすぎて頭がおかしくなりそう。恋人が来て路上で喧嘩。ぺっちゃんママ&おばあちゃんに「怒っちゃダメよ」と優しく注意される。屋上で煙草吸う。帰宅。すぐ寝る。

十一月十五日
 なんか頭痛いな、体調悪いな、と思いながら起きる。うどん食って、バナナのティラミス食って、クイーズギャンビット最終話を観る。あと一話あるかと思ってたから、あ、これで終わりか、となった。おもしろかった。最終話凄かった。
 恋人と家を出て、武蔵野プレイスに行った。初めて来た。最高の図書館だなと思った。カレーがめちゃめちゃおいしかった。テッド・チャン『息吹』を読む。武蔵野プレイスの前にある公園で恋人と話す。阿佐ヶ谷で降りてバスに乗って帰宅。すぐ寝る。

十一月十六日
 十時に起きてストファイ。急に勝てなくなってきてる。なんで?イライラする。セオリーとか対策を持つ気がそもそもない人に勝つのがマジで難しい。ゴールド・プラチナあたりのレベルで起き攻めでEX昇竜とか撃つ人本当に意味がわからない。それは「逆択」でもなんでもないと思う。でも俺が負けてる。人のせいにしちゃいかん。負けとる俺が悪い。ぼーっとしてたら十六時。ぼーっとするのもいいもんだ。働きに向かう。疲れた。帰宅。冷蔵庫から紅茶花伝クラフトティーレモネードを取って飲む。おいしい。

十一月十七日
人を殺す
とりあえず大学の寮に隠れようと急ぐ
国から逃げ切ったらやばいお金がもらえる
タッチされたらその人にタッチを返すことは無理、ただ、別に人にはOK。ただ、ふたり、三人、とバイバイゲームになっていって、そのことは味方に伝えられない。
味方は四人。五人ぐみ

↑こういう夢を見たらしい。なんか書いてあった。起きたら十二時。家を出る。中央線の中に冬の光が真っ直ぐ入ってきて、まばらに座った人達の背中にぶつかったり間を通り抜けたりして全体が白く輝いていた。吉祥寺で降りて、GUに入った。ストファイとコラボした服を買おうと見ていたら、作りがかなり安っぽくて迷う。でも値段クソ安いし買った。ジュンク堂。『フランス組曲』と『ディキンスン詩集』を買う。『フランス組曲』をがっつり読む日にしようと思って、とりあえずラーメンでも食べるかと青葉に行ったら爆裂に混んでいて、「平日の十四時になんでみんなラーメン食えるの? 働けよ」と思った。俺もだろ。高円寺に戻ってきた。てんやで天丼を食ったけど、なんかトリッキーなタイプの天丼を頼んでしまって、あぁ普通のにしとけば良かったと後悔。南口で煙草を吸って、ぽえむに入る。『フランス組曲』を読む。おもろい。出る。煙草屋に入ってジタンをカートンで買う。コンビニとかに売ってない煙草を吸うようになると本当にめんどくさい。カートンを生で持ったまま帰宅。ストファイ。オリジン弁当に行ってごはん買って、帰宅。食う。なんかまたあんまりうまくない。こっちのベロの調子な気がしてきた。今日は何食ってもうまく感じられない日だ。もう深夜。チャリで恋人の家に。一緒に風呂に入る。いつのまにか寝てた。

十一月十八日
 恋人と同じ高校に通っていた、というような夢を見て起きた。実際は全然違う。夢を見ている時に「これ夢だな」と気付けたことが今までに一回もないぐらい夢の世界に熱中するタイプだから、起き抜けに少し、高校の先輩後輩という関係から交際に発展したという嘘を、嘘だとも気付かずにぼーっとして、「あれ、高校一緒だっけ?」とわからなくなって、出かけて行こうとしている恋人に「高校一緒だよね?」と聞いた。「何?」と言われて終わった。しばらく考えて、あ、全然違うわ、とやっと気付いた。少し残念だった。
 自転車に乗って高円寺の上島珈琲。店員さんが猛烈な京都弁訛りだった。東京都の新型コロナ新規感染者数が四百九十三人。最多。『フランス組曲』を読む。冒頭が最高だっただけになんかどんどんおもんなくなっていってる気がして、やめる。息が苦しくなってきて、帰ろうと思った。最近どこにいてもすぐに外の空気が吸いたくなってすぐに外に出る。コーヒーが乗ったトレイを返却口に返しに行くと、外国のおじさんと若い日本人の女性が、隣のテーブル同士で話していて、初対面のような感じだった。どっちかからどっちかに話しかけたんだろうな。英語で楽しそうに話していた。パチンコ屋に入ってうんちをした。また南口の喫煙所に戻ってきて煙草を吸った。なんか、本当、文字書いてないと生活の意味というか、やることないな、と思った。時計を見ると十五時前で、陽の光が橙色に傾き始めていて、それは高架線になっている高円寺のホームの向こう側にあるホテルメッツが高いから、その外壁に当たる日差しを見てわかった。Hop Alongを聴いていた。
https://music.apple.com/jp/album/painted-shut/974793635
 最近は音楽聴いてる時だけが純粋に楽しいなと思った。ストファイやってるとイライラする。だからしばらくここで音楽聴いてようとベンチに座った。鳩が寄ってきた。音楽を聴くことだけを目的とした空間って意外とないな、と思った。それはフヅクエみたいに、本読むことに特化した場所みたいに、音楽聴くことだけに特化した場所が欲しい。ライブハウスとかジャズ喫茶とかでもなくて自分のiPhoneに入ってる好きな音楽。爆音もOKで。
 cotogotoに寄って、イイホシユミコさんのコップかっけ〜と思って、帰宅。小説を書けるかもなそろそろ、焦っちゃいかんけど、ぼんやり、『味方の証明』という仮タイトルだけ決まっていて、その言葉だけでかなり引っ張ってくれそうだから、iPhoneのメモ帳で少しだけ書き始めた。どうせタイトルは後々変わるだろうし。ストファイやる。LP7000に戻す。うまい人はやっぱ有利フレームを継続させるためにガシガシ攻めてくる。とにかくガンガード。ひたすらガード。
 そういえば、この日記読んでるからわかりませんが、以前「お友達になりたいです」と直筆の手紙をくれた方、全然僕は友達なんかたくさんおるほうがいいやろと思っているのでお返事のメールを送ったのですが、アドレスが存在しません、となって、ちょっとどうすればいいのかわかんないんですが、この日記読んでましたら、そういうことでした、と、気持ち悪がったりしてませんよ、ということをお伝えしておきます。

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