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THE 日記(9/29〜10/9)

九月二十九日
 歯医者。「髪はもう切らないの?」と聞かれて「もう切りません」と言った。

九月三十日
 笹井賞の〆切。好きなジャズ喫茶に行ってちまちま書いて、六十首ぐらいになったから、十首ぐらいを消して整えた。一年かかった。六十作るのに。短歌の方が小説より書けない。小説は足し算で短歌は引き算だから当たり前だった。明日からタバコが値上がりするから中野のタバコ屋に入ってアークロイヤルのアップルミントを買った。店員のお姉さんが刺青まみれでかっこよかった。
 帰宅して、二十三時頃に応募。ギリギリセーフ。本になったらいいな。

十月一日
 今日も『アボカドの固さ』が満席で安心する。働いた。

十月二日
 『アボカドの固さ』ユーロスペース最終日。満席で終了。俺は特に何も手伝えてない、スタッフのみんなが凄い。乾杯。

十月三日
 何も覚えてない。

十月四日
 セブンイレブンで何気なく買ったクリスタルガイザーがめちゃめちゃおいしくて、アマゾンで箱買いした。

十月五日
 働く。ストファイのLPが6500になった。プラチナまでもうちょいだ。

十月六日
 『アボカドの固さ』Radioの収録。今回も楽しかった。映画チア部のお二人がゲストで来てくれた。
 ダルビッシュのYouTubeチャンネルを観ていたらアストロズのサイン盗み事件を知って、それ関連の動画を永遠に観た。
 明日読書会だから『アコーディオン弾きの息子』を読んだ。おもしろい。

十月七日
 起きてすぐ『アコーディオン弾きの息子』を読み続ける。読書会開始。楽しかった。調子に乗って喋りすぎちゃったかな、とも思う。でも楽しかった。無意識に託して書くということ、周りの友達のことを思った時にそれぞれにあるキャラクターの差異ってそんなに大きくないというか物語を書くときにここを誇張するパターンが多い、生活で伏線回収に気付くのは回収された瞬間だから「回収」が起きるまでそれは伏線でもなんでもない、とか喋った。次の課題本が『言語の七番目の機能』になった。
 群像新人賞の〆切に向けて『影分身と饅頭』を仕上げようとしている。もう何文字かわからない。八万字ぐらいになったのかな。制限枚数ギリギリ、という感じになった。
 ポテサラとぺっちゃんと足立と桃鉄をやった。足立と会うのは久しぶりだった。連絡が取れなくなっていたから、「嫌われたんだな」と思っていたけどそうじゃなかった。

十月八日
 雨のせいか花粉症のせいか一体なんなのか、息ができずに目が覚めた。苦しい。耳鼻科に行こうと思って病院を色々調べていたら二度寝していた。働いた。暇な日だった。

十月九日
 『誰かの日記』の販売開始しました。
 https://darekano.thebase.in
 『影分身と饅頭』を読み直したらラストのところがもうちょっと、と思ったので手書きで色々と書いた。ラップスタア誕生を観ていたらみんな平気で八時間ぐらいリリックを書いていて、「やっぱり凄いのね」と思う。
 雨。雨ばっかり。明日から大阪シネ・ヌーヴォで『アボカドの固さ』が公開される。今は中央線の終電に乗っている。ずっとペットボトル蹴ってる奴とか、俺のイヤホンの音漏れを聴こうと顔を近付けてくる奴とか、変な奴ばっか。

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