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【データで解説】サラリーマンがFIRE/セミリタイヤするのは無理ゲー

オレだ。尊師だ。

「今の生活が辛いからFIREしたい!」

このセリフを最もよく吐いているのは、おそらくサラリーマンだろう。フリーランスや経営者は自分で仕事を選んで働いている人が多いので、あまりこういう愚痴を聞くことはない。まあそう思う気持ちは死ぬほど分かる。オレも昔はサラリーマンをやっていたし、たとえ仕事内容に満足していても勤務先が遠いとか、給料が安いとか、人間関係が面倒くさいとかその他の悪条件で嫌になることはよくある。

だけどな、残念なことにオレはあなたに残酷な事実を突きつけなくちゃいけない。正直、サラリーマンではFIREはできないと思ってくれ。すまん、オレ嘘つけないんだ。別にあなたに煽って何かを買わせるつもりはないけど、純然たる事実として、サラリーマンをやってもFIREは無理だと思う。…ただし、それは普通のやり方をしている場合なんだ。実は裏技もある。

この記事ではその根拠を色んな数字を出しながら語っていきたい。

誤解1.年利○%で米国株投資でFIRE

めちゃめちゃよく聞く話の1つに、「年利5%で米国株投資で~」とかアホな発言がある。アホか、チャートを見直せ。毎年毎年、キッチリ黒字で5%ずつ右肩上がりになってる銘柄やインデックスなんて、この世に1つたりともない。「う、ウォーレン・バフェットも推奨している世界最強、S&P500は?」という反論をしたくなるかもしれない。そしてこういう、超長期チャートを見せてくる。

まあ分かる。証券口座の担当者もこういうチャートを見せてきて「短期的には乱高下しますが、長期的にはこんな感じで~」とあなたに口座開設を迫ってくるだろう。彼らは手数料ビジネスなんで、別にあなたが得、損のどちらになってもどうでもいい。

だけど、こんな感じで毎年のリターンを見てみると、ガッツリ暴落を挟んでくる。そしてほとんどの人はこの暴落に耐えられないで底値で投げ、そして投資をやめる。

S&P500の平均リターンは暴落も暴騰もありつつ、平均してならせばそのくらいになってましたという結果論でしかない。さらに今後も同じように米国株が順調に右肩上がりになる保証もどこにもない。株が売られに売られまくる相場では、みんなが「もう金融市場は終わり。いや資本主義オワコン」「もっと下がる。まだまだ下がる」「今後、株は20年は下ることはない」など言いまくっている。そんな地獄のような雰囲気の中、あなたは果敢にも株を買い迎えるだろうか?いや無理に決まってる。だからこそ、投資は簡単じゃないんだ。

誤解2.毎月○万円のコツコツ積み立てでFIRE

それだけじゃない。サラリーマン給与での入金力じゃ、到底FIREなんてできない。これはオレの個人的意見ではなく、数字で示せる。

毎月の積立金額 5万円
想定利回り(年率)3%
積立期間10年

できるだけ多くの人に現実感を持ってもらいたいから、この条件で試算してみた。毎月コツコツ5万円積み立てならギリギリできる人もいるはず。さて、10年後にあなたはいくら資産形成できただろうか?

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html

結論、積立金額6,987,071円という数字になった。20年間だとどうなる?それでも16,415,100円だ。いやいや少なく過ぎワロタw 老後2000万円問題すら解決できない。まったくと言っていいほど足りない。

理系私立大卒だと、卒業に奨学金の返済総額が1000万円を超えている人もいるだろうし、マイホーム買えば数千万円の借金を抱えることになる。正直、5万円を別に用意して毎月積み立てるのも現実的にはかなりきついはずだ。結婚?出産?無理ゲーすぎるだろ。カネが足りなすぎる。

絶望はこれで終わらない。これまで日本経済は長く、デフレ局面が続いていた。デフレってのはクソ簡単にいうと、給料も安かったけど物価も安かったということなんだ。円高が続いてた品。でも、これが今後インフレ基調になるとこれまで以上に毎月キッチリ5万円を積み立てる難易度はブチ上がるだろう。

ちなみに、成功速度を早めたくて入金額を増やすのはおすすめしない。それをすると、欲しい物や必要なものが買えなくっなってしまうからなんだ。あなたはハゲたらリアップを買ったり、病気になれば医者にかかる必要も出てくるだろう。未来を豊かに生きるために、現在の生活レベルを落とすのはバカのやることだ。ジジイになった時に懐が暖かくても何の意味もない。

運用期間を伸ばして30年、40年頑張るってか?いやそれだとあなたは普通に定年退職、つまり「ノーマルリタイア」でしかないだろw 

つまり、サラリーマンがFIREするのは初めから無理なんだ。

サラリーマンがFIRE/セミリタイヤする2つの裏技

さて、ここまではサラリーマンが若くしてFIREするのは、現実的に無理ゲーだと伝えた。でもな、世の中には色んな方法がある。いきなり雰囲気が胡散臭くなってきたが、ここからはオレが知っている限りのサラリーマンがFIREする2つの方法を伝える。残念ながら裏技なんで、リスクも当然ある。大丈夫。そこも隠さず全部伝える。

1.副業で入金力を高める

まずは副業などをして入金力を高めるって方法だ。オレはこっちを勧めたい。転職や昇給で収入を上げることはめちゃめちゃ難しい。日本人のサラリーマン7割は一生平社員というデータがある。課長にすらなれない。平社員の給料だと、年収500万円前後がほとんどの人の限界値で現実はもっと低い。でも転職や昇給は簡単じゃない。

だからこそ、副業で稼ぐ。月5万円とか10万円レベルならあなたが想像する100万倍は簡単だ。色んなビジネスがあって、具体的なやり方は字数が3万文字レベルになるので今回は割愛するけど、頭が良くなくても手数を増やせば月10万円なんて偏差値40くらいのバカでも稼げる(ただし手数はいるw)。参考までにオレが経験済のものを過去記事に書いたので良かったら見てくれ。

サラリーマンで激務で時間がなくなってしまうと副業をする時間がなくなる。だから給料が低かったり、残業代がなしでもゆるくて定時ダッシュができる会社がおすすめだ。空いた時間はすべて副業にブチ込んでくれ。詳しくはこっちも過去記事に書いた。

オレが知っている限りでは、副業で入金力を高めてFIREを目指すことを勧めたい。今もらっている給料はそのまま家賃や食費、奨学金の返済にあてて副業の収入を全額資産運用に使う。そうすれば一気にFIREは加速する。

上で見せた資産形成シミュレーションは、毎月5万円入金したケースだけど、これが10万だと10年後に13,974,142円、15万円だと20,961,213円になる。たった10年で家が買えるくらいに化ける。とにかく入金力を高めるのがおすすめだ。

2.リスクを取って投資する

それからもう1つ。リスクを取って投資をすることを勧めたい。オレ自身はこっちだった。仮想通貨のビットコイン、イーサリアム、XRP(リップル)で5億円利確した。

といっても、ハイリスクすぎるものは絶対にやめとけ。仮想通貨の草コインとか、ブラジル、トルコ通貨でFXとかは死んでもしてはいけない。買ったが最後、死ぬまで塩漬け状態になったり強制ロスカットで寝て起きたら資産がゼロになることもあり得るからだ。しばらく勝てても、たった一回のミスで全財産なくなるゲームに参加するヤツはバカとしか言えない。だからリスクを取るといっても限界がある。

今は仮想通貨や株は低迷している。今後はさらに低迷するだろう。ハイリスク資産の冬の時代に突入したら、ビットコインとイーサリアムにテキトーに按分し、時間や時期のタイミングをズラしながら買っていくことを勧めたい。草コインの1万倍とかに比べると、そこまでドハデな利回りじゃないけど、それでも株式より遥かにすごいリターンになる。

狙いは次の金融緩和だ。それまでにはまだまだ時間がかかるけど、いずれ必ずアメリカFRBは金融緩和をまた迫られるタイミングが来る。その時はまだ2021年のように株や仮想通貨がスーパーバク上げタイムになる。それまでの時間でポジションがいい具合に捌けたらレジスタンスも消える。さらに仮想通貨は半減期ごとにバク上げていてちょうど、次の金融緩和のタイミングと重なるんじゃないかとオレは思っている。具体的には2024年前後じゃねえかな。

そうなれば仮想通貨も最高値を軽々を突破していく。そうなれば現在価格から、5倍、10倍、20倍になるだろう。100万円投資するだけで500万、1000万、2000万になる。実際、2021年はそうなったし、もっと前はさらにバク上げた。ビットコインが生まれて10年以上生き残り続けており、アメリカは国家としてビットコインを受け入れている。過去に同じことが3回も4回も同じ現象が起きているから、5回目も起きる可能性が高いというのは統計的判断してもいいだろう。最悪、そこまでぶち上がらなかったとしても大丈夫。もう少し待った後の値ごろ感で買えば、少なくとも損をすることだけはない。

サラリーマンでも貯金が少しある人なら、ワンちゃん狙える作戦だと思う。ただ、問題はオレみたいに毎日365日チャートを見ているほどみんな暇じゃないってことだな笑

今回は以上だ。サラリーマンは普通に頑張るだけじゃFIREは現実的じゃない。ジジイになって資産形成できても、体がガタガタの時にカネがあって何が楽しいんだろうか。オレは2つの裏技はできれば推奨したい。責任は取れないけど、オレはやったしやってよかったと思ってる。


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