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【FIRE/セミリタイヤ】「お金持ちほどコンビニに行かない」はウソである

オレだ。尊師だ。

「貧乏人ほどコンビニを好み、お金持ちは利用を控える」

「お金持ちほどケチなので、コンビニではなくドラッグストアを使う」

こういう主張ってよく聞く度に「アホか」ってオレは思う。何がアホかというと「お金持ち」って主語デカすぎワロタって話だ。一口にお金持ちといっても投資で資産を築いた人、起業してビジネスで稼いでいる人、そして芸能活動で稼いでいる人もいる。これらのプレーヤーは全員が消費行動や、ライフスタイルがバラバラすぎるのに、「全員コンビニの利用を控えてまーす!」なんて言えるわけがない。「男は全員犯罪者予備軍」に近いほどの暴論。

とりま結論を先にいうと、「属性による」が答え。だからコンビニ使いまくる人もいるし、そうじゃない人もいる。

オレ自身が超富裕層に属する立場で、投資もビジネスもやってきたし一緒に仕事や投資してる仲間にも同じような連中がいるので「お金持ちのコンビニ論」について語ってみたい。

お金持ちは「時間>お金」

お金持ちにも色々な思考やお金に対する考え方の持ち主がいるわけだけど、全員に共通しているのが「時間>お金」って式だ。これは例外はないと思ってる。つまり、お金持ちがケチるのがお金ではなく、時間ってことなんだ。

バカにするつもりは1ミリもないけど、会社員は本質的に時間を切り売りする商売だ。デスクの上で仕事をこなすことではなく、会社に来て椅子に座ってたことにカネが払われる。仕事がなくてヒマでも、パフォーマンスが悪くてもとりあえず会社に来れば月末に給料が振り込まれる。そして会社員を一生続けるなら、ある程度一生涯稼げる金額は見えてしまう。「出世したら昇給するし!ハイ論破!」みたいなアホもいるけど、日本人の会社員の7割は一生平社員で課長にすらなれないというデータがあるし、転職する人も少ない。そういう立場だと、入ってくる金額の限界値が初めから見ているのでお金にケチになる。

だけどフリーランス、経営者、投資家はまったく違う。お金はたとえ失ったとして時間さえあれば稼げるって発想なんだ。オレも昔は極貧だったけど、今は色んな事業をやって仕組み化して稼いでいるし、投資収益があるから毎日鼻毛抜きながらポテチかじって腹を出して寝ててもとりあえず生活費以上の収入がある。本気出せばもっと増やせるけど、オレも映画みたりゲームしたりアニメみるのに忙しいから仕事もほどほどにしたい。話戻すけど、時間が経過するほど、収入は増えていくことを肌感覚で感じているから「お金は待てば増える」という思考を持ってる。

だけど、時間は取り戻せない。お金で未来の時間を買うことはできるだろう。夜行バスの代わりに新幹線に乗ればムダな時間は節約できる。でも何億払っても過ぎ去った時間は絶対に戻せない。オレも中学生くらいに戻りたいと思う時はあるけどそれは無理だ。

お金は確かに大事だけど、使っても増やせる。でも時間は戻らない。当たり前すぎるけど、時間の方が圧倒的に重要。あなたも本当はそのはずだ。「お前の寿命20年よこせ。その代わり1億円やる」と死神から言われても100%断りするだろ?

コンビニは時間を買う場所

話をコンビニに戻そう。コンビニの本質的価値はなんだろうか?それは、文字通り「コンビニエンス(便利)」ってこと。割高だけど便利なことにこそ真の価値がある。

駅前の絶好のロケーション。素早い支払いサービス。豊富な品ぞろえなどなど。

コンビニが割高なのはしゃーない。だって便利なのだから。そりゃ同じような距離にドラッグストアとコンビニがあるなら、オレだってドラッグストアへ行くだろう。健康的な食事を考えるとなるべくコンビニ弁当も食べたいとは思わない。だけど都心だとコンビニしかない場合もたくさんある。

オレは本職で企業依頼でビジネス講演をすることもあるけど、水を買う時はいつもコンビニを使う。講演をする会場は東京駅の近くとか新宿、渋谷、六本木になるけど、安い水のペットボトルを調達するためにドラッグストアやスーパーを探し、重い水を持ち運んでムダな体力を消耗するなんて効率の悪いことを考えるのは、ケチを通り過ぎてバカだと思う。水の差額分を節約してそれを10年、20年単位で積み重ねても人生に何の変化ももたらさない。仮に1回の買い物で30-50円節約して、1年で水を100回買っても3,000円-5,000円だ。こんな金額、100回分のビジネス講演で稼げる報酬や、仮想通貨のステーキング報酬や高配当株で入ってくる不労所得の誤差ですらならない。どう考えても、ケチらず時間と利便性を買うべきだろう。同様に、1円でも安い卵を求めて、隣町まで自転車を走らせて余計に30分失うとかもバカのすることだと思う。小銭を節約するくらいなら、30分間バイトして500円稼ぐ方が効率的だろう。

もちろん、でかい金額が動くならコンビニを使わない方がいいに決まってる。そこそこいいモバイルバッテリーを買うなら、事前にAmazonや家電量販店で用意しておくべきで、コンビニで買わなきゃいけないというなら、それは行動計画に問題があると言えるだろう。

コンビニは時間を買う場所だ。確かに売価は割高かもしれないが、その分店舗が都心にある。これは利便性と時間を買えるという付加価値の分高くなっているんだ。値札だけ見て「高い!」といってるアホは付加価値について勉強が不足している。

コンビニを使いまくるお金持ち

ではここからはコンビニを積極的に使うお金持ちタイプを解説したい。

まずは忙しい経営者やフリーランスタイプだ。一日中働きまくるような忙しいビジネスマンは、病気をもらわないために移動は電車の代わりにタクシーを使い、割高でも必要なものをサクッと買えるコンビニを利用する。オレの知り合いの連続起業家はまだ20台半ばの若者だけど、起業した会社をバイアウトして10億近く金持っててコンビニのヘビーユーザーだ。彼はまだ若いというのもあって、昼飯は従業員に頼んでオフィスの目の前のコンビニ弁当を買ってきてもらって食べてる。年収も1億円以上あるけど、いつもコンビニ弁当だ。「30超えたら健康を考える。とりあえず今は時間が惜しい」が口癖だ。

オレが直接話したことがある、月収が普通のサラリーマンの年収レベルの人気の売れっ子ホストもコンビニのヘビーユーザーだ。ホストなので昼間は寝てるというのもあるけど、そもそも買い物で小銭の節約をするヒマがないくらい忙しいしな笑

後は金融トレーダーも同じような感じだ。特に仮想通貨取引だと、24時間365日オープンなので値動きが激しいタイミングだと、夜中3時に普通に起きてトレードしてたりするので、もはや彼ら自身がコンビニ状態といえる笑 1分1秒の取引で数百万単位が動くので、数十円ケチるなんてバカなことはしない。小銭をケチってトレードで損をするのは明らかに非効率なんだ。

コンビニを使わないお金持ち

その逆にコンビニを使わないお金持ちもいる。それはお金持ちならぬ、時間持ちタイプの人たちだ。

オレの知人に、都内の一等地に複数の商業ビルを所有している女性投資家がいる。彼女が凄腕、というより親が不動産オーナーでそれを引き継いだという感じだな。検索すればすぐに顔写真付きで名前が出てくる程度には著名な女性だ。この女性はとにかくおっとりとした性格だ。なんせ生まれつきお金には困ったことがないし、都内の中でも一等地でしかも法人が入居するビルの賃料で生活しているんで安定感がヤバい。息してるだけで未来永劫、カネが入ってくる立場だ。生まれた時から、死ぬまで労働から開放された立場なので「コンビニを使って時間を買う」なんてことはしなくてもいい。なんせ、時間はたっぷりある。ヒマなのかボランティアみたいなことばかりやっているようだ。健康のため、食事はオーガニックフードを使った手作りが中心。こういう人はコンビニを使うことはないだろう。オレの肌感覚だと、配当金や債券、不動産の賃料収入で生活する人はコンビニをガリガリ使うタイプではないと感じる。チャリンチャリン収入を積み上げていくタイプかつ、時間持ちなので割高だが時間を買うコンビニとは相性がいいとはいえない。

ちなみにオレは昔に比べて、コンビニの利用頻度は高くなった。会社員をやっていた頃はとにかくカネがなかったので、時間を使って節約生活に勤しんでいた。買い物はポイント増量キャンペーンとか、セールの時までひたすら待ちガイルしていたし、ポイントを貯めるためにまとめ買いをして重い荷物を持って買い物をしていた。ここまで来ると、もはや安く買う節約やポイントを貯めることが目的化していたという感じだな。

今は経済的に余裕が生まれたし、最初に書いた通りお金より時間が大事なんでコンビニをバンバン使う。小さな節約を積み上げるより、小さな時間を買って大きな収益を生み出す行動につなげるようにしているよ。

今回は以上だ。昨今、あちこちで「節約大事!小さな出費にも敏感になろう!」みたいな主張が多いけど、小銭をかき集めて時間を失うのはバカのやることだと思うので、別の視点から考えを述べてみた。参考にしてくれたら幸い。

ちな、こっちの記事も参考になるはずだ。節約のし過ぎは毒になるから今すぐやめよう。



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