#30【税金編】米国株の配当金はどれぐらい税金がかかるの??二重課税の話。

みなさんこんにちは!

最近の流行で米国株や高配当ETFがオススメという話をよく耳にすると思います。
投資先としてはとても優秀ですし年利5〜7%のリターンを期待できます。

ここで考えなければいけないのが「外国株の税金」です。
配当金をそのまま全額もらえません!

米国株の配当金にはどのような税金がいくらかかるのかを学びましょう!

・まずは結論

米国株の配当金は、現地で源泉徴収され、「10%」の税金を徴収されたのちに、国内で「20.315%」の所得税、住民税、復興特別所得税金が徴収されます。

トータルで配当金から「28%」引かれた「約72%」分が手元に残ります。


・解説

米国株の配当金は、まず米国内で配当金額の10%が源泉徴収により課税されます。
さらに残りの90%に対して日本国内で20.315%が課税されます。
合計で、約28%が課税対象となり、手元に残るのは72%となります。

日本の税金20.315%の内訳は以下の通りです。
・所得税:15%
・住民税:5%
・復興特別所得税:0.315%

米国株の配当金にかかる合計の税金は、日本株に比べて高くなってしまいます。

・対応方法

それでは税金を減らす対策について3つ説明します。

1.外国税額控除を申請する

これは、二重課税を防止するために、確定申告を行う事で、米国分の課税額が控除されます。
ただし、ある程度大きい金額でないと手間賃の方が高く着きそうですね。

2.配当金がないETFに乗り換える

高配当ETFや高配当米国株から配当金がないETFに乗り換える事で、そもそも課税を受けない方法です。
利回りも高配当ETFとSP500のインデックスファンドでは大体同じです。
売却しなければ課税対象にはなりません。
将来取り崩すとしても、20%の税金しかかからないので税負担は減ります。

3.日本の高配当株式を購入する

海外高配当ではなく、日本の高配当株式を購入することです。
銘柄を選べば利回り4%近くの銘柄もあります。
また、国内株であれば配当金の課税は20%なので、米国株よりも税率を抑える事ができます。

・まとめ

米国株の配当金は「28%」の税金がかかり手元に残るお金は減ってしまいます。

ですが、これだけは考えておいてください。

目標利回りと目標金額を決めておく事が重要です。
目標利回り4%であれば、
日本株だと配当利回り5%であれば達成できます。
米国株だと配当利回り5.5%であれば達成できます。

税金は違えど、目標利回りが得られる企業に投資すればよいのです。

米国株は配当還元志向で安定した配当が得られる優良企業が多いです。

トータルの目標利回りをしっかり定めて、投資をするのが最も大切です。

ではまた〜

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