#6 FIRE 月々いくら貯めればいいの？〜複利編〜FIRE達成 夫婦と子供一人の場合

今回は、将来結婚して子供一人を育ている状態であってもFIREするために必要な貯蓄額と期間を検証します。

前提条件として、#5の記事と同じとします。
25歳のサラリーマン。月14万+ボーナス50万×2回貯蓄できるものとする。
内閣府の「子どものいる世帯の年齢層別消費支出」を参考に夫婦と子供1人に対して必要な金額は月額30万円とする。（年齢ごとに変わりますが平均値とします。）出産費用、学校教育費などの費用は除く。
あくまでも生活費全般が対象です。

追加事項として、普通のサラリーマンが結婚してから貯蓄額の一部を運用するのはかなりハードルが高いです。貯蓄できたとしても月5万円が限度でしょう。
今回は、一人暮らしの時に資産を増やして、結婚して子供ができてもFIRE状態を維持できるのに必要な貯蓄額と期間を検証します。

・逆算してみる。
月30万円の生活費を不労所得で得るために必要な資産は以下の通り。
30万×12=360万円
360万×25倍=9000万円
つまり、資産9000万円必要になります。

①#5の記事で25歳サラリーマンが月々14万+ボーナス50万円×2を年利4％で運用した場合、何年で9000万円達成できるでしょうか。

以下が、シミュレーション結果です。
結果は、22年後。つまり、47歳で資産9000万円達成です。

遅くね？？？？？
47歳になってから結婚考えるの遅いしそんなずっと倹約生活も嫌だし人生楽しくないでしょ！！！
となりますね。

ですので、上記条件では47歳でFIRE達成できて結婚して子供ができたとしても年間の不労所得は360万円なので働かなくても家族を養いながら生活できます。ただ、遅すぎますね・・・

仮に、35歳で結婚を考える場合、資産は約3300万円。
年間の不労所得は約132万円となります。
完全FIREとはいきませんが、今の仕事を継続しながら不良所得の分をお子さんや家族の時間に充てるセミリタイヤの考えは大いにありだと思います。
これはあなたが将来どうしたいのかによって決まりますが、セミリタイヤは十分達成可能です。

②では、結婚年齢を仮に35歳として月々いくら貯蓄する必要があるのか検証します。

25歳から35歳までの10年間で資産を9000万円達成するには以下の金額が必要です。

結論：月々約61万円、年間730万円貯めることで10年後資産9100万円となりFIRE達成できる。

高すぎーーーー！！！！！

年間730万円貯蓄するには年収1000万円は必要です。
一部のエリートサラリーマンではできそうですが、一般人には不可能です。
一般人では副業や事業所得が必要になってきます。
今回は、特別副業や事業は考えません。

・教訓
複利には長い時間が必要。
稼ぐ力はとても大事。
多くの資産を運用すれば早くFIRE達成可能。
結婚後もFIREでいるには最低限副業や事業を始めることを考えるべき。

・まとめ
普通のサラリーマンが結婚して子供1人を養いながらFIREするには22年後の47歳で可能。
35歳でFIRE達成するには年間730万、月々61万円貯蓄が必要。
仮に普通のサラリーマンが35歳の時ではセミリタイヤが検討できる。

いかがでしたか？
かなり現実的な数字を用いましたが、完全FIREするにしてもセミリタイヤするにしてもある程度の金額と期間が必要です。

次は、私自身のプランとFIRE達成までのシミュレーションを紹介します。
実際にしみー自身が行っていることなのでさらに現実味が増すと思います。
FIRE達成までの具体的な数値を用いたり考え方を発信します。

ではまた～