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#20【投資編】主要な指数7選と平均リターンを学ぼう。日本と世界に差はこんなにあった!

みなさんこんにちは。

みなさん株式を始めると数多くの「指数」のチャートを見る機会があると思います。
聞いたことがあるものから、なんじゃこりゃっていう指数までたくさんあります。超分かります!(笑)
私も初めはなにも分からず一つ一つ調べました。

今回は、知っておくべき重要な指数とその意味、長期的に見たときの平均リターンをまとめました。
特にインデックスファンドを購入する場合は、長期的に見て右肩上がりに成長している指数に連動しているファンドに投資する必要があります。
指数を理解して最適なインデックスファンドに投資しましょう!

【主要指数7選】

みなさんに覚えて頂きたい主要指数を7つに厳選しました。
多くのインデックスファンドは以下の指数に連動したものが多いです。
また、日本株、海外株、日本債券、海外債券の4つの分野のリターンも比較できます。

1.日経平均株価

2.TOPIX

3.S&P500

4.MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI)

5.FTSE All-World 除く日本

6.NOMURA-BPI 総合

7.FTSE/シティグループ 世界国債インデックス 除く日本 (円)

それでは学習していきましょう!

1.日経平均株価

日経平均株価は日経(日本経済新聞)が提供する日本株式インデックスである。東証一部上場銘柄から代表する225社で構成される。
つまり、日本の中心企業の株価の平均値であるので、日本経済の成長を表しているといってもよい。

平均リターン
過去30年の平均リターン:0.8%
過去20年の平均リターン:5.2%

バブル崩壊から経済はほとんど成長していないことが分かります。
バブル期に日経平均を購入した投資家は実質0.8%しかリターンを得られていないことになります。
今後の日本経済に注目ですね。

2.TOPIX

TOPIXとは東証株価指数とも呼ばれ、東京証券取引所が提供する日本株式インデックスのことです。東証一部上場企業すべてが対象となっている日本を代表する指数です。
TOPIXは、TOPIX1000やTOPIX SmallなどのTOPIXから分岐した指数をすべてまとめたものとなります。

平均リターン
過去30年の平均リターン:2%
過去20年の平均リターン:5.3%

日経平均と比較的同じと考えてよいでしょう。
これでは海外の債券に投資した方が利回りもいいし、リスクも低いですね。。。
頑張れニッポン!

3.S&P500

S&P500は、アメリカS&P社が提供する外国株式インデックスであり、アメリカの株価指数のことです。
対象はアメリカ市場の全銘柄で、時価総額は全米市場全体の75%をカバーする広範囲なインデックスです。
その中でも時価総額や企業のバリューが高い厳選した大型株500種のインデックスです。
他にもS&P1500やS&P100などの指数もあります。

平均リターン
過去30年の平均リターン:10.6%
過去20年の平均リターン:9.5%

とんでもなくすごいリターンですね。
さすがアメリカです。
年初来から過去30年で利回りが8%を切ったことがない素晴らしいリターンと安定性が見受けられます。
アメリカ全体を購入できるインデックスファンドの中でも、S&P500に連動したインデックスファンドを購入するのは非常に有力です。

4.MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI)

MSCI社が提供する外国株式インデックスのことです。
全世界を対象としており、先進国24か国、新興国21か国、フロンティア国25か国の約70か国です。全世界の市場を表す広範囲なインデックスです。

平均リターン
過去30年の平均リターン:8.4%
過去20年の平均リターン:8.5%

S&P500のリターンには及ばないものの8%を超える素晴らしいリターンを実現しています。
アメリカ株のみの投資に心配する人や全世界に分散したい人向けのインデックスです。
中国やインドやアフリカなど世界では成長中の国がたくさんあります。アメリカだけでなく全世界に目を向けるときが来たようですね。
ただ、ポートフォリオを占める企業はアメリカ株が大部分を占めているので、現状はS&P500と同じ構成+世界企業の株といったところです。

5.FTSE All-World 除く日本

FTSEグローバル株式インデックスシリーズです。
イギリスFTSE社が提供する外国株式インデックスです。
対象は、先進国24か国、新興国23か国の約50か国。各国市場の時価総額の90~95%をカバーする広範囲なインデックスです。

平均リターン
過去15年の平均リターン:8%
過去20年の平均リターン:8.9%

基本的に全世界をカバーしているインデックスなのでMCSIとほとんど同じ結果という考え方でいいと思います。

6.NOMURA-BPI 総合

NOMURA-BPIは、Bond Performance Indexシリーズで、野村證券金融工学研究センターが提供する日本債券インデックスです。
多くの投資信託のベンチマーク(指標)として利用されています。
債券の種類別で総合は債券市場全体を表しています。
細かな分類は、「国債、地方債、政保債、金融債、事業債、円建外債、MBS」などがあります。

平均リターン
過去30年の平均リターン:2.8%
過去20年の平均リターン:1.5%

悲しすぎる。。。
20年持っていても3%にも達しないなんて。。。
しかもこのリターンで投資信託が指標としていると考えると、信託報酬や銀行窓口などの販売手数料を差し引いても1%も満たない利回りになりますね。

7.FTSE/シティグループ 世界国債インデックス 除く日本 (円)

WGBI(World Government Bond Index)は世界国債インデックスのことです。シティグループが提供しています。
対象は、アメリカ、カナダ、フランス、ドイツなどの23か国。(日本は除く)

平均リターン
過去30年の平均リターン:4.9%
過去20年の平均リターン:4.3%

全世界国債は低リスクでありながら、長期で利回り4%台をたたき出しています。債権は国が破綻しない限り価値がなくなることはないので、資産の苦し場所として最適だと考えられますね。
全世界株式と全世界国債のインデックスファンドの組み合わせをポートフォリオにしておけば、分散投資かつ資産の安定性もましますね。


いかがでしたか?
長期投資を前提としたインデックスファンドを購入する際には、長期的に安定したリターンを得られる指数に連動するファンドが良いです。
過去の長期リターンを例にしても、アメリカ株や全世界国債のインデックスは優秀だと判断できます。

ただ、未来のことは誰にも分かりません。
ただ、アメリカ含め、世界人口は増加傾向であり、人類が成長を続ける限り世界経済は成長すると考えます。なんにせよ、この先の世界がどうなるのか非常に興味がありますし、投資をすることでその一役を買っていると思えば楽しいですね!

注意点は、
貯金をすべてS&P500インデックスファンドに突っ込む高リスクはお勧めできません。
あくまでも生活資金を除いた「投資資金」をアメリカのインデックスや外国国債に分散して長期積み立て投資するのがいいでしょう。

それではまた~

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