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マニュアルに完成はない ~MUJIGRAMに学ぶ~
今日は、
「無印良品は、仕組みが9割」から、
組織のマニュアル作りに大切なことをお話したいと思います。
社員を縛り付けるため、
というネガティブなイメージがあるマニュアルですが、
効果的なマニュアル作りによって、
たくさんのメリットが生まれます。
それでは始めましょう。
マニュアルの、一番の目的を何にするか。
・仕事の標準化?
・実行力の強化?
・ミスの撲滅?
・業務の継承?
無印良品が導入した業務マニュアル、
MUJIGRAMが生んだ5つのメリット。
①「知恵」を共有する
現場で働いているスタッフの考えをすくい上げ、
知恵や経験を全員で共有。
②「標準なくして、改善なし」
仕事が標準化され、
同じ業務を誰が行っても同じようにできるようになる。
③「上司の背中を見て育つ」文化と決別
上司固有のノウハウで部下を育てる文化とは決別し、
効率的に指導。
④チームのメンバーの顔の向きをそろえる
組織の理念を繰り返し伝えるツールとなり、ブレをなくしてくれる。
⑤「仕事の本質」を見直せる
マニュアルをつくる段階で、
普段、何気なくしている作業を見直すことになる。
マニュアルを作成するときは、
部署ごと、あるいはチームごと、
という単位で普段の業務を洗い出していくのが基本です。
自分一人ではなく、
複数の人が業務を一つ一つ検討することでムダを割り出していく。
① 本当にその業務は必要なのか?
② 足りない業務はないか?
普段、行っている業務を見直すときには、まず上記2点をチェック。
仕事は「生き物」です。
日々、変化し進化していきます。
ところが、仕事のやり方を一度決めてしまうと、
それに満足してしまい、
しばらくは見直しをしないケースが多いようです。
これが、
マニュアルが使われなくなっていく最大の理由でもあります。
マニュアルに完成はありません。
どんなに一生懸命つくっても、
できあがったその瞬間から内容の陳腐化は始まります。
目の前にある問題点には、すぐ対処する。
随時、更新していくのがいいのです。
確かに、
マニュアルをどういう目的で作るかは、
とても大切なことだと思います。
消防の世界にも、数多くのマニュアルが存在します。
中でも重要だと私が思うのは、
「訓練指導要領」「現場活動要領」です。
安全に資機材を扱える、
安全に行動できるためのマニュアルであり、
このマニュアルをマスターすることで、
事故やケガを防ぐことにつながると期待されているからです。
しかし残念なことに、
マニュアルの検証と見直しが適切に行われているとは言えません。
検証がなぜ必要かと言うと、
仮にマニュアルが守られていないとすれば、
マニュアルそのものに問題があり、
常に改善することが不可欠だからです。
MUJIGRAMのような仕組み化ができれば、
誰かが作ったマニュアルから、
自分たちが作り上げたマニュアルへと
存在価値を高めることができると感じました。
♯無印良品は、仕組みが9割
♯MUJIGRAM
♯マニュアル作り
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