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音に敏感な人のためのクワイエットアワー

 クワイエットアワーとは、感覚過敏な人のためにBGMや照明を落とす取り組みのこと。

 これほんと、
 ありとあらゆる店でやってほしい。

 私もあるんですよ。
 都会の中心部のスクリーンが放つうるさい音や広告がダメ。
 店に入ろうとしたらBGMがうるさすぎてすぐ出てきてしまったり。
 個人の店でも、昭和歌謡を大音響で流している迷惑な店、けっこうありますよね。
(なんでああいう店って昭和が多いんだろう。やっぱり、価値観の古い人が営業してはるの?)

 言うまでもなく、音楽を大音響で流しながら走ってる車は大嫌いです。
 あれすごく迷惑なんですよ。避けにくいし、心臓に悪いし、防ぎようがないし。


 よくスーパーで流れてる、
 よくわかんない歌もうるさいですし、
 前の職場ではラジオがうるさかったりした。

 街にも店にも、
 余計な音が多すぎるんです。

 人が多い市街地は特にひどい。
 某商店街には今、1丁おきにスクリーンがあり、うるさい音や宣伝を流し続けてる。
 あれ、なんですかね。
 うるさすぎます。
 広告収入とか、通りの雰囲気をよくしたいとか、いろいろ事情はあるのかもしれませんが、
 私は、あのスクリーンのおかげで、
 街中を歩くのが苦痛なことがあります。

 とにかくうるさいし、
 やってる広告もドラマとか映画とか、
 地元の店とは関係ない情報ばっか。
 せめて地元のセールとかイベントにしてくれ。


 なぜ、どこもかしこも、
 こんなにも、
 無駄なBGMやスクリーンだらけなのか。
『1984年』じゃあるまいし。

 みんな、無音は、
 そんなに不安ですか?
 音に紛れないと動けないですか?

 私は基本、仕事も生活も、
 無音が一番だと思ってます。
 たまに音楽聴きたくなるけど、
 それは『音楽を聴く』ため。
 または『まわりの騒音を消すため』です。

 何かをしながら音楽を聞くのは無理です。
 職場でラジオを流されると、ラジオの内容が気になって仕事ができません。
 BGMというのがそもそもわからないんです。
 音楽を聞きながらどうやって別なことに集中するの?と思います。

 音楽を聴くときは、音楽を聴くだけです。
 他のことは手に付きません。

 文章を書くときも、基本、無音です。
 まわりがうるさい時だけ、緊急避難的にヘッドホンで音楽をかけますが、
 基本、どんな作業も無音。
 食事中はテレビを見ません。
 どちらにも集中できないから。

 要するにシングルタスクなので、
『音を聴く』と、他の作業は、
 並行できないんですね。
 聴くときは聴く、やるときはやる。
 どちらかだけです。

 だから、買い物するときも、
 音楽は邪魔なのです。

「ながら」は、無理なのです。



 世の中には、音にとても敏感で、
 スピーカーがある場所に近づけない子供もいます(大人もいます)。

 昔、
『外から聞こえてくる音がだめで、一番静かなバスルームにこもったまま出てこない』
 という人の話を聞いたことがあります。
 苦手な人はそれくらいだめなんです。
 普通の人には聞こえないような、壁の向こうのガサガサとか、遠くの音が聞こえてしまう。
 そういう人も、世の中にはいるんです。


 クワイエットアワー、
 どうしてもっと早くやってくれなかったんだと思うくらい、どこでもやってほしいです。
 アワーなんて言わず、デイとかイヤーとか、もういっそ『無音を義務化』くらいしてもいいと思うんですが(特に病院とか職場とか)、
 それは私が音に敏感だからで、
 そうじゃない人は、音が必要だと思っているのかなぁ。

 商売をやっている方には、
『音がうるさいせいで、
 その店が利用できない人がいる』
 ということを知っておいてほしいですね。
 国民の何%かは確実にそうなんだから。


 もっと広まれ、クワイエットアワー。



 



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