見出し画像

私が外資系でビジネス英会話に苦戦していた頃に助けられた本3選

 こんにちは。今日は私がビジネス英会話を習得する際に特に役立ったと実感する本3冊をご紹介したいと思います。

 今からご紹介する本はいずれも大学受験や難関資格の勉強の影響で「簡単なことをなかなかパッと言えない」がために外資系のビジネス現場で悪戦苦闘していた自分を支えてくれた本になります。今回の記事が少しでも皆さんのご参考になれば幸いです。

1. 英会話ペラペラビジネス100

 こちらはその初版が20年以上も前に発売された超ロングセラー本です。私が購入したのは2000年代半ばですが、当時は前述の通り大学受験や資格試験の影響でついつい難しい表現を使ってしまっていた自分にとっては目から鱗の書籍でした。

 また一般に市販のフレーズ集は「あまり使わないかな🤔」とか「ネイティブに見せたら不自然だった」という表現が実は結構あったりします。

 ですが、この本で出てくるフレーズはいずれも簡潔で自然であり、実際のビジネスの現場でも普通に使われています。なのでビジネス英会話本としては私の「原点」とも言える本です。

 また著者のスティーブ・ソレイシィさんはNHKラジオ講座「英会話タイムトライアル」の講師も長年務めており、私も10年くらい前に少しだけ聴講していたことがあります。こちらも「ペラペラビジネス100」同様シンプルな文章をクイックレスポンスするという内容なので役立つと思います。

2. 同時通訳が頭の中で一瞬でやっている英訳術リプロセシング

 タイトルからお察しの通り、著者は第一線で活躍する同時通訳者です。「ビジネス英会話でなぜ同時通訳!?」と思われるかもしれませんが、この本はただ単に日本語のフレーズに対する英語表現だけではなく「なぜこの日本語がその英語になるのか」という同時通訳者の思考のプロセスも丁寧に解説されており、この解説が「日本語と英語の思考やビジネス文化の違い」を学ぶ上で大変役に立ちます。

 またこの本が良いのは「ビジネス現場でよく出てくるけど、なかなか訳しにくい日本語」を取り上げている点です。例えば「そこをなんとか」のような表現です。そのため、表現だけではなくグローバルでビジネスをする上での心構えもこの本から学べると思います。

3. 即戦力がつくビジネス英会話

 この本は前の2冊を経てある程度ビジネス英会話に慣れてきたころに出会いました。難易度も前の2冊に比べると比較的高いんですが、より込み入ったビジネス交渉の話やよく使われるフレーズなどがダイアローグ形式でまとめられています。

 そして経歴にもあるように著者の日向さんは幼少期の大半をバイリンガル環境で過ごし、国際的なビジネス経験も豊富です。そのためこの本に出てくる表現やダイアローグは自然で実際の現場でも普通に出てくるものばかりです。

 なかなかのボリュームなので消化するのは大変ですが、当時はCD音声をプレーヤーに落として(←時代を感じますね😅)移動中に聞き流したり、シャドウイングの練習をしました。

 また日向清人さんは英文ライティング本も秀逸で、出版当時にこの本を活用したご自身主催のワークショップを受講したことがあります。授業後の懇親会でも英語教育について熱く語っておられました。単発のワークショップだったこともありご本人は私のことはもちろん覚えていらっしゃらないかとは思いますが(笑)、今となっては良い思い出です。

 また現在私がケンブリッジ英検に取り組んでいるのは国連英検対策でもお世話になった「もりてつ」さんの動画がきっかけでしたが、元々ケンブリッジ英検自体について知ったきっかけは実は日向さんです。

 ご自身もケンブリッジ英検C2(CPE)ホルダーで当時もCEFRレベルをベースにした英語教育の重要性を話されていて、正直なところ自分にはあまりにもハイレベルな世界でその時はピンと来ませんでした。ですが、10年近く経った今改めてケンブリッジ英検に取り組むようになって日向さんの仰っていたことがようやく「腹落ち」してきている今日この頃です。

 今回は以上になります。本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

Amazonのアソシエイトとして、fionaは適格販売により収入を得ています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?