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映画のサブスクって結局なにが一番いいの?

三大サービス

○Amazon プライム・ビデオ

 まずAmazon プライム・ビデオ。映画がどうこう、というよりも単に通信インフラの一つとしてほとんどの人が加入していると思うので、特に言うことがないですが、やっぱり月額600円でこれだけの作品が観られるのは有難いですよね。話題の作品が見放題に追加されるのも早いです。いわゆる「古典」と呼ばれるような昔の白黒映画も充実している印象があります。とにかく一番コスト・パフォーマンスがいいのがプライム・ビデオじゃないでしょうか。

■オススメ度:☆☆☆☆☆

○Netflix

 今はベーシック(月額880円)、スタンダード(1320円)、プレミアム(1980円)と、プランによって月額料金が分かれています。作品数はそこまでですが、映画、ドキュメンタリー、ドラマともに、Netflixオリジナル作品が魅力的です。英語音声に英語字幕が出せるので、語学の学習を並行して行いたいという人にも持ってこいです。あとは、インド映画やアジア映画が結構豊富です。デメリットは旧作に弱いことですね。
 ドラマが好きな人にはいいんですが、映画のサブスク(SVOD)ってことで言うと、プライム・ビデオと比べた時にちょっと割高になるかなあと思ってしまいます。

■オススメ度:☆☆☆

○U-NEXT

 見放題の作品数が圧倒的なので、映画が好きな人は入っておいて損はないサービスです。月額2189円で料金的には一番高いんですが、1200円分のポイントバックがあるのが大きいです。ポイントは新作映画のレンタルや、映画館の引換チケットしても利用できます(もちろん書籍や漫画などにも使えます)。旧作に強くて、アカデミー賞の過去受賞作、三大映画祭の受賞作などもたくさん観られます。ミニシアター系、単館系のマイナーな映画にも強いです。
 個人的には一番お気に入りのサービスですが、やっぱりちょっと高いので、そんなに映画観ないよ、話題の作品が観られればいいよ、って人にはあんまりオススメできないかもしれません。

■オススメ度:☆☆☆☆

大手サービス

○FOD

 FODプレミアムが月額976円です。FODで観られる映画は、だいたいプライム・ビデオかNetflixかU-NEXTで観られるので、ドラマが好きな人以外は特に入る必要がありません。

■オススメ度:☆

○Hulu

 これも基本的にFODと同じなんですが、たまにVODの中で、Huluでしか観られない映画(パッと思いつくものだと押井守の『スカイ・クロラ』、青山真治の『EUREKA ユリイカ』『Helpless』、諏訪敦彦の『Mother』など)があるので、観たい作品なんとなく目星をつけておいて、ひと月だけ入って抜けるっていうのがいいと思います。映画関係ないですが、その間にHuluが独占してる日テレ系ドラマの過去作(他日テレ系コンテンツ)も観てしまいましょう。月額1026円です。

■オススメ度:☆☆

○ディズニー+

 月額1000円。初期は本当に、ディズニー作品とマーベル作品、スターウォーズ関連作品くらいだったんですが、今は旧作の洋画がかなり充実してきています。ディズニーの子会社になった20世紀スタジオ(旧20世紀フォックス)の有名作品なんかも、だんだんとディズニー+が独占し始めているような感じがあります。最近はHuluとのセットプラン(月額1490円)も生まれました。
 ディズニー作品の見放題は互換性がないので、そこがやっぱり一番の強みですね。FODやHuluと比べると魅力的ですが、上の三つに比べると割高なので、映画が好きで尚且つある程度金銭的に余裕のある人にオススメしたいです。

オススメ度:☆☆⭐︎

【旧作充実度比較】※個人調べ

※各種サービス,filmarks参照(2023年11月20日時点)

各種サービスでどれだけ旧作が充実しているのかを比較するために、名のある映画祭の過去受賞作(最優秀賞)がそれぞれどれくらい観られるかというのを表にしてまとめてみました。これを見ると、やはりU-NEXTが圧倒的に強いというのがパッと見でよく分かりますね。同時に、プライム・ビデオが洋画の旧作(特に白黒映画の時代の)に、Huluが邦画の旧作に強いことも分かります。利用する際の参考にしてみてください。ちなみに、パルム・ドールはカンヌの、金獅子賞はヴェネツィアの、金熊賞はベルリン国際映画祭の最優秀賞のことです。


その他マイナーなサービス

○ザ・シネマメンバーズ

 月額880円で、ミニシアター系、単館系の作品に振り切ったサービスです。U-NEXTに入っていると重複している作品も多いんですが、エリック・ロメールとかシャンタル・アケルマンとか、ここ以外ではほとんど観られない監督の映画も多いです。最近は韓国の映画、台湾の映画も増えている印象です。GEOの宅配レンタルでも置いてないような作品も結構あるので、これも先に目星をつけておいて、半年に一回、年に一回とかのスパンで加入、そこでパッっと気になるのを観てしまうっていうのが賢いやり方でしょう。あとこれはしょうがないんですが、大手と違ってUIが少し使いづらいように感じます。

オススメ度:☆☆

○JAIHO

 JAIHOはザ・シネマメンバーズと違って広告もほぼ出してないので名前自体聞いたことない人が多いかもしれません。これは、365日 毎日一本新しい映画が配信されるという面白いサービスです。配信期間は大体30日〜60日なんですが、常時配信に近いような作品も稀にあります。平均すると、大体50本程度の映画が常に見放題として配信されているという形です。かなり癖のある選出で、他で配信していない映画が多いので、物好きな人にオススメしたいです。一応公式ページには配信カレンダーも出ていて、そこで今日配信されるもの、配信が終わるものが確認できます。月額料金は770円です。

オススメ度:☆⭐︎


✱ ✱ ✱


総括

 プライム・ビデオ+Netflix、プライム・ビデオ+ディズニー+ のような形で、Amazon プライム・ビデオを軸に、自分の好みに合わせて上記のサービスの中からプラスアルファを選ぶ、というのがいいのかなあと思います。
 あるいは、ほとんどのVODには子アカウントやファミリーアカウントの機能があるので、メインで使いたいサービスには自分で加入して、あとは家族や友だちとそれぞれその子アカウントを共有しあうというのがいいかもしれません。無料期間もあったりするので、とにかく色々と試してみるのもいいでしょう。ここで挙げたもの意外にも、あまり知られていないマイナーなサービスが結構あります。その際はくれぐれも解約を忘れないように。

 それではみなさん、よき映画ライフを。


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