僕が髪を緑にした理由

 今日は予備校のグループワークの日でした。初対面の志望が同じ人と気が合って、グループワークが終わったあとに4時間半勉強の話をし続けました。少しずつ談笑したり勉強の相談をできるような知り合いもできてきていて、なんとか夏も頑張れそうです。
 さて今回のテーマは、「僕が髪を緑にした理由」です。みなさん気になっているだろう(?)と思ったので解説します。闇雲に髪を染めたわけでは無いのです。
【理由1:講師に覚えてもらえる可能性があがる】
 予備校では出席が取られません。人気講師の授業には潜っている(自分の正規のカリキュラムに含まれていない授業を受けること)人すらいます。当然、多くの生徒を受け持つなかで講師は(恐らく)ひとりひとりの顔を覚えるなどしていません。しかし、予備校生としては講師に顔と名前を覚えてもらいたいものです。覚えてもらうことには、気軽に質問ができるようになることや勉強の相談がしやすくなることなどのメリットがあります。そこで、多くの予備校生は様々手段を講じます。毎授業後に質問する者、講師室に添削の依頼をしに行く者、講師に誕生日プレゼントを渡す者、添削答案にコメントを添える者などなど…そんななかで私は(もちろん成績と添削答案と質問とによって覚えられるようにも頑張ってますよ。)髪を染めることを思いついたのです。茶髪?いやいやどうせならインパクトある方がいいよね。その後はみなさんご存知のとおり…

【理由2:自分の生活を律する】
 尋常の日本人の、いや、人間の髪は緑ではありません。緑色の髪の毛は目立ちます。ええ、目立ちます。
 ところで皆さんは、「イケメン評価幅増大効果」なるものをご存知でしょうか?きっと初めて聞く用語であると思います。なぜなら私の造語だからです。これは、イケメン某さんが良いことをすると「あの人ってイケメン『な上に』いい人なのね。さすがイケメンね。」もしくは、悪いことをすると「あの人ってイケメン『なのに』悪い人なのね。あーいやだいやだ。」となる効果です。さあ、ご理解いただけたでしょうか。要するに、イケメン某さんの評価が、某さんが「イケメンである」という特性を持つがゆえに大きな振れ幅を持つ、というものです。イケメンからしたら理不尽極まりないですが、実際によく見られる現象であると思います。私はこの理論を自分に適用しようと思いました。
 なにも、イケメンになろうというのではありません(なれるに越したことはないが)。要するに、外見で目立てばよいのです。さらに、派手髪の人は悪いことをしたときのネガティブな評価を与えられる基準が下がる傾向にあります(私調べ)。髪が緑で悪いことしてたら、「あ〜やっぱり、見た目でそんな感じしてたんだよねー」ってなりませんか?なるじゃないですか。なるんですよ(圧)。それは自分としては(くだらないプライドばかり高いので)許せない。ということで私は髪を緑にしたことによってひたすら模範的であろうとするわけです。

【理由3:髪染めてて勉強できたらかっこいい】
 理由1,2とそれっぽいことをつらつらと述べていきましたが、実はこれが一番大きいです。だってかっこいいじゃないですか。
「え、あのひとしろ君って人すごい成績いい…どの人なんだろう。」
「あーひとしろってあの髪が緑色のやつらしいよ。」
「え?!あの人勉強もできるの?!髪染めてチャラいと思ってたのに根は真面目で勉強もしっかりできるのね、ス・テ・キ♡」
 さて、かなり極端な妄想パートでしたが要するにこの例の通りです。実際にはモテたいというよりも、なんというか、「ツワモノ」感とでもいいましょうか。「やべえ(すげえ)奴」感を出していきたかったのです。煩悩でした。ここまで読んでくださったみなさんごめんなさい。

【緑髪男の実態】
 実は予備校では自分から行動を起こさない限り他人の名前を聞く機会がまずありません。従って友達の少ない私について前述のような妄想はほぼ成立しません。クラスメートからの評価も「髪が緑のやつ」でしかありません。むしろそれ以外に取り柄の無いような悲惨極まりない状態です。そしてそもそも注目されるほどのいい結果を残せていません。ここは完全に私に落ち度があります。講師からは覚えてもらえましたが、私が想定していたよりも講師陣は親身に対応してくれてたぶん髪が緑で無くても覚えてもらえたようです。河合塾万歳!周囲からは「緑髪だからろくでもない奴」という評価も特に下されておりません。いい時代になりましたね。

【結論】
 話題作りにはなった。

みなさんも緑髪にしてみたらいかがでしょうか…☆

(了)

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