ノンタンの誕生日

キヨノ サチコ (著)

「うさぎさん、なに　もってるの？」
「ないしょ、　ないしょ。」
「ノンタンには　ないしょ。」

うさぎさんや、ぶたさん、たぬきさんたちが
ノンタンに内緒で、
くまさんの家に集まっていきます。

ノンタンは、くまさんの家には入れて貰えません。
家の中をノンタンが覗こうとすると
「みっちゃだめ！」と
窓のぞこうとしたら、カーテンを閉められたり、
扉から「ばぁ」と驚かされて、
ノンタンをシャットアウト。

ノンタンは、泣きながら、
「もういいよ。あそんであげないから・・・。」
と丘の上に行ってしまいます。

ひとりぼっちのノンタンを
くまさんたちがそっと忍び寄り、
ノンタンに目隠しをして熊さんの家に
連れて行かれます。

目隠しを外したら、
みんなでお誕生日会の準備をしてくれていたのです。

たんたん　たんたん
たんじょうび。
ノンタン　ノンタンの
たんじょうび

とみんなで、お祝いをしてくれる絵本です。

たんたん　たんたん
たんじょうび。　の歌って
ノンタン発信だったのでしょうか。

この絵本、実は奥さんの思い出の絵本だったみたいです。
親から子へと引き継がれる思いって素敵だなって思います。

３歳くらいになると、
保育園や幼稚園では、
お友達のお誕生日をお祝いしてくれると思います。

そうすると、私の娘は次は自分だと、
ワクワクするみたいで、
こういった絵本で、
さらにワクワク感があがるみたいです。

ノンタンのたんじょうび (ノンタンあそぼうよ (9))