見出し画像

スーパーセルについて

私の記憶に間違いがなければ、竜巻は外国の自然災害だった。
台風でさえも、今のように国内で頻繁にはなかったはず。

特にアメリカではシェルターを各家庭が作るくらい、竜巻は何処かであっていた。

下記サイト内 記事の画像上でマウスを左右に動かすと、ケンタッキー州等の被災前後の環境変化を確認できます。(※ 阪神淡路大震災等の自然災害でで被災された方は、衝撃を受けることもあります。気を付けてご覧ください。)


シェルターを防空壕と勘違いしていた私をアメリカのペンフレンドが注意した。
家庭にシェルターはお約束。各家庭、自然災害で被災して、家屋が倒壊しても地下シェルター内で生活出来るように生活必需品が揃っていると。
緊急用保存食は当たり前に定期的に作って常備しているし、足りないものは必ず買って揃えているとの事。
ペンフレンド宅シェルターは、保存食をはじめ生活必需品は数年暮らせるくらいのものは常備していると言っていた。

最初の頃は、日本国内で起きる台風も竜巻も甘く見ていた。
しかし、台風が年々巨大化、竜巻の頻度も増え・・・阪神淡路大震災があり、緊急車両が道路上のものが倒壊し入れず火災を止めることができなかったと知り、自然災害が防げないのなら 事前に調べ準備できることもあるのではないかと思い、メカニズムを含む自然災害について独学で調べ出した中・・・このシェルターは、国内でも必要になってくるのではないかと、実は思っていた。

そんな中、アメリカ映画でスーパーセルを扱う強烈なものが国内公開された。
映画「イントゥー ザ ストーム」
(映画 「ツイスター」は、スーパーセルのメカニズムがわかります。)

面食らった。細かいことは記憶にないが、確か高校生が卒業で騒いで夜道を数名で車で騒ぎながら帰っているうちに、ライトをつけても前方が見えないくらい真っ暗に。全く見えないのである。
しかし、轟音が聴こえる。

次の瞬間、猛烈な落雷と雷鳴と共に巨大な竜巻数本が目の前に現れる。
スーパーセル(巨大竜巻)の出現である。
確か6本近く同時発生している。
共に火柱も上がり、高校生の乗った車は巻き上げられる。
これが、映画の初っ端である。

それが今回、ケンタッキー州などで一斉に数十本出たのである。
大袈裟に作られたと思っていた映画内のことが、現実に起きてしまったのである。

この映画は、竜巻を実際研究しているチームが追いかけ研究しているうちにスーパーセルが起きて、この被害を最小限にするために、いかに事前に起きるメカニズムを知ることができるかを取り上げたものだった。

卒業パーティー中の高校に向かってスーパーセルが近づいていることを調査チームが突き止め学校長に伝え、 一斉にスクールバス等で逃げるが途中で巻き込まれる。
次々にスーパーセルが空から降りてくるのである。
このシーンが息を呑む。

大学の研究チームからアマチュア研究家までが成果を争いつつも、お互い調査結果を交換しながらメカニズムを解き明かすというものであるが、この内容が過酷だった。
竜巻本体 ギリギリまで近づき、竜巻の構造(内外で何が発生しているか)をも直に調べるのである。犠牲が大きい。

長く引き延ばしたが、国内で竜巻は頻繁に起き出している。
実際 国内有名大学の教授が、スーパーセルは国内でも起きると今回言っている。
私も、昨今の台風の回数・状況や竜巻の数からして、スーパーセルは起きると思っている。

各自意識し わかる範囲で調べて正しく恐れて欲しい。
アメリカで起きてることは、どこの国でも起きることである。
特に、台風・竜巻が発生する国の国民は正しく事前に調べ準備してほしい。

竜巻が起きる環境は、まず天気が急激に変わる。
一気に真っ暗になる時もある。
晴天が夜に変わるくらいの勢いもある。
台風の延長なだけでなく、事前に強風の前に雹が降る。

私は思っている。
アメリカの家庭のシェルターと同様に保存食は、我が国でも必要になりつつ有るのではないかと。
彼らは賞味期限を決めており、定期的に入れ替えている。
賞味期限の近い物は、普通の食事に使い無駄を出さない。

台風や地震だけでなく、自然災害全般に対応できる環境を作らなければならないのではないかと思うのは、私だけだろうか?

あなたは、如何ですか?
あなたのご家族・ご家庭は、どのように思いますか?

※  スーパーセルで犠牲になった方のご冥福を心から・・・心から願っています。
 安否確認ができていない方の無事が早く確認されますように。
 また、犠牲になった方のご家族・親族、友人知人の皆さん、被災された皆さんの心の痛みが少しでも早く和らぎ、心穏やかな日が来ることを願っています。