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100年後。経験者が遺した予測

マガジン「命を守る♪」で過去2回ほど登場した人物がいらっしゃる。

黒澤 明監督作品 「夢」

この8話中4話?の中で自然災害をテーマにした話は「東南海トラフ地震」「東京直下型地震」・・・しいては「富士山噴火」を指しているのではないか?と。

思いもよらなかったのが、関東大震災から今年で100年ということ。
NHK特別番組「関東大震災」の特集で恐ろしく信じられない事実が伝えられた。

黒澤明監督は、「関東大震災」「火災旋風」を見、経験した方の一人であったこと。
少年だった黒澤少年は、火災旋風を見たのである、大地震で人々・町が変化するさまを見たのである。地獄絵図を見たのである。
きっと 黒澤少年は、大人になって何かに残そう、映画公開時は評価されなくても、非現実的と非難されても、将来の私たちに「防災の大切さ」「自然災害の恐ろしさ」を伝えようと撮ったに違いない。

関東大震災から100年。

自然災害が重なることを黒澤監督は作品内で伝えている。
近い将来の大地震は、地震・津波は同時発生の確立も高いと。
阪神淡路大震災直後に専門家は、これからは警報が鳴る前に地震・津波は既に起きている可能性も考えておかなければならないと残していた。

阪神淡路大震災は、津波はなかった。
しかし、突然の壊滅的な大揺れは起きたのである。
あの大震災に津波が加わることを肝に銘じておかなければならない。

関東大震災時と違い とても豊かになった世界であり日本。
しかし、大自然を前にすると無力感を感じることがある。
それが、自然災害であり 大震災である。

黒澤監督の遺作に何をして応えられますか?