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ひと ヒト 人

マガジンの幾つかにあるように、づっと自身より上の人々の姿を追っかけてきた。
姿だけでなく、姿から 憧れる人が どんな考え方をしているのか、生き様を観察してきた。
著名な人からは書物からも。
この目線は、どうも間違いがなかったようである。

一つ 私の言葉を添えるとするならば、40歳前後あたりからは若い方の姿を追わないこと。
若い方は、当たり前にエネルギーに満ち溢れ 見た目も美しい。
追うと対応できない自分の心が悲しくなる。
それが姿にまで比例するから不思議であり、危険である。
私は、たまたま周りにカッコイイお兄様お姉様方が20代からいたため、若い人に目線がいかなかったので悲しくなる事はなかったが、若い人を追う姿は見た目にも辛い。綺麗とは言い難い。
若い方からは、新鮮な考えを頂く。それでいいと思っている。

こんな投稿をした。

売り手も買い手も減る。減る事はあっても、今後増えることはない。
人口減少とは、そんなものである。その対処が大切である。
将来の全体像から把握すること。

会社人生が短く、今後の老後人生が長い。
周りの環境が否応なしに動く中で、母が倒れてからは様々に悩んだ。
有り難かったのは、言わずとも記事や書物が助けてくれた事である。
・・・ということは、悩む内容は どんな時代も変わらないことを教えている。
変わらないのである。

上記の投稿に、出世=社長なら それ以外は負け犬である。と記事にあったと。

昨今 マガジンにある内容を言葉で書物にしてくれた人がいた。
島耕作の原作者 弘兼さんである。
一部残っていた迷いが解かれた。

会社人生の人間関係と老後人生の人間関係は全く違う。

ソレは わかっていたが、別記事で編集者が苦笑が爆笑に変わる内容で 弘兼さんの言葉を変えて残してくれた。
これは出世すればするほど、会長や社長以外は老後人生の人間関係が様変わりすることを気がつかなくてはならないことを教えてくれていた。
部下や取引先の人々は、余程でない限り老後人生までついてきてはくれない。
逆に引退=退職したと同時に、これ幸いに離れることを知っておかなくてはならない。
ヨイショが激減する。
これ幸いとは いささか痛々しいが、新たな会社人事の方向へ方向転換する。
当たり前である。

世の中に出た時、私は人間関係に かなり悩んだ。
次の職場では、態度を一変させた。
これが、功を奏した。
そう、プライベートでは仕事での立場を忘れ、仕事の話をしないこと。
これに徹した。
プライベートで相手の職場に足を運んだ時は気がつけば、何かアドバイスをするが、互いにプライベートであるときは仕事を忘れることにしている。
仕事の話が必要な時は、相手を気遣って話をしている。
ソレを相手は察してくれる。
互いに そんな気遣いが必要だ。
そんな気持ちを持ってくれている人々がいること、辛い時に支えてくれていたことに感謝である。
これも 著名・有名な人々をはじめ、先人・諸先輩がたの姿から学んだことである。
先行く先輩方に感謝である。

会社人生は短い。
老後人生の人間関係は、若い頃からのプライベートでの人間関係をより大切に、また新たな人間関係も築きはじめている。
母の病い以来、書くことが好きで続いていた挨拶状・手紙を控えてきた。
老後人生は、それを再び始めることから始まる。
宝物の万年筆とお気に入りの文具店のハガキ達が待ってくれている。
ハガキが届き始めたら、老後人生が始まったと思っていただきたい。

常に、人のいるところに発展あり。
この発展、人の成長を意味することを忘れずに。
そして、楽しみに♪